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ユダヤ人の大虐殺を明るみにした『アンネの日記』とは

2020/11/23
 
anne-frank
この記事を書いている人 - WRITER -
謎の女性。歴史の中の人物像を徹底的に知りたがる世界史オタク。絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

一部の人々にとっては、遥か昔のことに思える『アンネの日記』70以上の言語に翻訳されいまも世界中の人々に刺激を与え続けていま。なぜ70年経った今も人気があるのでしょうか。アンネの日記が語り継がれ、今も愛され続ける理由をみていきたいとおもいます。

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アンネの日記が、愛され続ける理由

ストレスと上手に付き合う少女の姿勢

anne-frank

アンネの日記は「ユダヤ人の大虐殺」を明るみにするだけでなく、

  • 当時を語る生々しい言葉の数々や、
  • 隠れ家でどうメンタルを保っていたかなど、

など、身近に時代を垣間みれることから人気を博しています幼くしてもアンネは強くあり続けました。隠れ家の生活が続いてもアンネの勇敢さや、希望は決して衰えずうつくしい文章で自分自身を表現しつづけました。アンネは日記に書くとすべてを振り払うことができる…悲しみが消え勇気が蘇ると記しんな状況でも元気を保つ術をもっていました。『アンネの日記』は私たちに、いくらどん底であっても、前向きに生きる術を教えてくれます

 

本質をついた言葉の数々

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戦争が政治家や資本家だけの仕事だとは思いません。平凡な男というのもあらゆる点で有罪です。そうでなければ、人々や国家はもっと前に反乱を起こしていたでしょう。人々には破壊的な衝動があり、怒り、殺人、殺害の衝動があります。そして、すべての人類が例外なく変容するまで戦争はつづき、積み上げられ育成され、やがて作りあげられてきたすべてのものは、切り取られて破壊され最初からやり直しとなるのです (アンネの日記より)

『アンネの日記』の中には、人類の本質をついた辛辣な言葉も書かれています。

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人間の歴史を振り返っても、ずっと争いの連続なわけです。懲りずに戦争を繰り返して多くの命や築き上げてきたものを失い、散々懲りてもときが立つとすっかり忘れてまた戦争に走るのです。彼女の日記にはどんなに時が経っても今の世の中と関連づけられることが多く書かれているのです。

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アンネの日記の、比類なき影響力

Simon Wiesenthal (AP-PHOTO)

故サイモン・ウィーゼンタールはホロコーストを生き延び、ナチハンターと呼ばれた人物です。彼もまた『アンネの日記』ほど、人々の心に訴えかけるものはないとして「被害にあったのは)皆私たちのような普通の家族だったのですからどんなに辛いものか ご理解いただけるでしょう」と言い、続けて「それにしても公開されたニュルンベルク裁判は、人々に少しも影響も与えなかった」と皮肉を述べました。

アンネ・フランクが家族と隠れて暮らして2年目のこと、15歳の時に何者かの密告により、強制収容所に送られますアンネは過酷な労働のあとに病気で亡くなり家族でき残ったのは父だけ実業家でもあった彼がのちにアンネの日記を出版したのでした。ちなみにサイモンは、アンネたちの居場所を密告した男の逮捕も担当したそうです。

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さいごに

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ナチスにより行われたユダヤ人の大虐殺は、ホロコースト (Holocaust) ともいわれていますその間に苦しんで亡くなった子供たちがたくさんいます。アンネの日記はそれらの、他の人たちをも思い起こさせてくれます。日記が公開された後アンネ・フランクはタイムズ誌の 世紀で最も重要な人物 に選ばれ、史上最も影響力のあるユダヤ人の一人となりました。

今日の世界は、この概念に近いと思いますか?あなたは私たちが平和な世界に近づいていると思いますか?賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶともいいます純粋無垢な少女がみた世界が描かれた「アンネの日記」、この先の平和を願うのであれば一度は読みたい本であります。

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