【アンネの日記】が70年以上経ってもいまだに愛され続ける理由

anne-frankドイツの歴史

一部の人々にとっては、遥か昔のことに思える『アンネの日記』。70以上の言語に翻訳されいまも世界中の人々に刺激を与え続けていま。この記事では、今さら聞けないンネの日記とは何なのか、70年以上たった今も愛され語り継がれる理由をみていきたいとおもいます。

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アンネの日記とは

ナチスドイツが行ったユダヤ人の大虐殺。アンネと家族は、第二次世界大戦中の2年間ナチスからうまく身を隠していましたが、密告により強制収容所へ送られることとなりました。

隠れ部屋で息を潜めて暮らしていた時に書いていた「日記」を、家族の中で唯一生き残った父オットーが出版。人類の本質をついた言葉の数々が多くの人の心を打ち話題となりました。そんなアンネがのこした歴史的な遺産こそ、かの有名な『アンネの日記』です。

「日記」が愛され続ける理由

アンネの日記が愛され続ける理由のひとつには、ストレスと上手に付き合う少女の姿勢が反映されていることがあげられます。それはユダヤ人の大虐殺」を明るみにするだけでなく、

  • 当時を語る生々しい言葉の数々や、
  • 隠れ家でどうメンタルを保っていたかなど、

など、身近に時代を垣間みれることから人気を博しているのです。

前向きに生きる術

幼くしても、アンネは強くあり続けました隠れ家の生活が続いてもアンネの勇敢さや、希望は決して衰えずうつくしい文章で自分自身を表現し続けたのです。

アンネは日記に書くとすべてを振り払うことができる。悲しみが消え勇気が蘇ると記しんな状況でも元気を保つ術をもっていました。『アンネの日記』は私たちに、いくらどん底であっても、前向きに生きる術を教えてくれます

本質をついた言葉の数々

『アンネの日記』の中には、人類の本質をついた辛辣な言葉も書かれています。

戦争が政治家や資本家だけの仕事だとは思いません。

「平凡な男」というのもあらゆる点で、罪だとおもいます。

そうでなければ、人々や国家はもっと前に反乱を起こしていたでしょう。

 

人々には破壊的な衝動があり、怒り、殺人、殺害の衝動があります。

そして、すべての人類が例外なく変容するまで戦争はつづくのでしょう。

人間の歴史を振り返っても、ずっと争いの連続なわけです。

懲りずに戦争を繰り返して多くの命や築き上げてきたものを失い、散々懲りてもときが立つとすっかり忘れてまた戦争に走るのです。彼女の日記にはどんなに時が経っても今の世の中と関連づけられることが多く書かれているのです。

隠れ家をバラした密告者

元FBI捜査官のビンセント・パンコーク氏のほか、歴史家、犯罪学者、データ専門家など約20人が捜査を行い、同じくユダヤ人であった「アーノルト・ファンデンベルフ」が密告した可能性が高いと結論付けました。

これはアンネの父であるオットーも知っていたと思われますが、ユダヤ人への非難を避けるため公けにすることはなかったようです。アーノルトはユダヤ人ですが、大虐殺に関わることをナチスに強要される立場にありました。彼にも家族があり、大切な人らを守るために「密告」せざるをえなかったのではないかと推測されています。その心内を想像するのは胸が痛く、戦争の悲惨さを思わせるのでした。

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さいごに

anne-frank

ナチスにより行われたユダヤ人の大虐殺は、ホロコーストともいわれています。その間に苦しんで亡くなった子供たちが多くいます。アンネの日記はそれらの、他の人たちをも思い起こさせてくれます。日記が公開された後アンネ・フランクはタイムズ誌の世紀で最も重要な人物 に選ばれ、史上最も影響力のあるユダヤ人の一人となりました。

今日の世界は、この概念に近いと思いますか?あなたは私たちが平和な世界に近づいていると思いますか?賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶともいいます純粋無垢な少女がみた世界が描かれた「アンネの日記」、この先の平和を願うのであれば一度は手に取ってみたい本であります。

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