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【青春をバレエに捧げたロシアの少女】イーラとカーチャの現在

2020/03/27
 
バレエ
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

NHKスペシャル「プリマバレリーナを目指して、17歳の旅立ち」。世界最高峰として名高いロシアの名門バレエ学校への潜入取材、ワガノワ・バレエ・アカデミーでトップを競うレベルの「イーラ」と「カーチャ」、夢のために青春をかけバレエに打ち込む2人の少女をおったノンフィクション作品です。数十年前に放送されたこの番組、現在2人はどうしているのか、その後をまとめました。

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ワガノワ・バレエ・アカデミーとは

ワガノワ・バレエ・アカデミーは世界有数の歴史を持つバレエ学校です。1738年にロマノフ王朝のアンナ女帝によって開校されました。以来、世界でも最高峰のバレエ学校のひとつに数えられており、ロシア・バレエの神髄と言われ、入学は10歳から、倍率は65倍を超えると言われています。

そんな厳しいなかをくぐり抜け、自らバレエへの道を切り開いたイーラとカーチャのその後が気になったので、ちょっと調べてみました。2019年現在、別々の道ではありますが、二人ともとても素敵な女性になっているようです。

 

ワガノワバレエ時代のイーラとカーチャ

こちらがワガノワ・バレエ・アカデミー在籍時のイーラ。

こちらがカーチャ。

ふたりとも、内に秘めた強い何かを感じますね。

 

才能はあるがマイペースな少女、イーラはいま

最後まで必死で喰らい付き、精神的・身体的にも強くなりマリインスキーへの入団を決めたイーラ (イリーナ・ピサレンコ)しばらくマリインスキーで活動していたようですが、いまは退団しているようです。Facebookとインスタグラムによると、その後結婚、可愛い娘と息子にも恵まれ、ブエノスアイレス(南米)で暮らしているようです。インスタグラムの投稿にバレエの写真は載ってないものの、夫や子供達との幸せそうな日常の写真で溢れていました。

ワガノワアカデミーの卒業式、国家試験に落ち精神的に限界のなか、コワリョワ先生の「わたしはあなたが、力を持っていることを知っている、ずっと期待してきたのです。そして、いまも」という言葉に奮起。左足を痛めても得意のステップと32回転を見事に踊りきり、最大の拍手喝采を浴びた彼女「自分の最大の力を発揮してやりきった」という経験と思いは、環境は変わっても彼女のなかで活き続けているのかもしれません。

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バレエ一家に生まれた優等生、カーチャはいま

一方カーチャ (エカテリーナ・ボルチェンコ) は、「ソリストとして踊りたい」と、マリインスキー入団を断り、モスクワのバレエ団へはいりました。その後は2003年から5年間、ベラルーシボリショイオペラとバレエ劇場でプリンシパルを務め、現在はミハイロフスキーバレエでプリンシパルを務めているようです。

あれからも相当努力されたんでしょうね、卒業から19年経ついまでも現役で活躍、プリンシパルとして一番目立つところに彼女の写真が載っていました。国家試験前の減量にも厳格に向き合い、力が抜けながらも、当日コンディションをきちんと整え完璧な演技を見せた彼女。まるで芯の強さと、美しさに対する彼女自身のプライドをそのまま写し取ったような人生ですね。

 

幸せなときは、幸せな瞬間をいまかいまかと待っているとき

NHKスペシャルでコワリョワ先生は、生徒の力を最大限に引き出すため、限界まで追い込みます。それは彼女たちの内に秘めた力を信じているから。そんな先生が、イーラとカーチャたちの卒業式にかけた言葉がこちらです。

コワリョワ先生いい?みんな、苦しい時今が幸せなんだ、って思ってください。幸せなときは、幸せな瞬間をいまかいまかと待っているときです。さあ、明日から全てが最初よ、ここからがあなたのはじまりよ

これから更にシビアな世界に入ることを誰より知っている先生。生徒を人一倍信じているからこそ、皆を笑顔で送ったのでしょう、コワリョワ先生の気持ちがなにより伝わってくるシーンです。

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あとがきにかえて

青春をバレエに捧げた2人の少女。いまの道は違えど、どちらも「自ら」選んで切り開いてきたのではないでしょうか。高校までは親がレールをしいてくれることが多いですが、大人になるとそれがいきなりなくなります。仕事も、友達も、パートナーも、すべて自分で選んでいかず、どうなるかは誰にもわからない。

北方ロシアで、親元を離れ、必死に自分と向き合い踊り続ける少女を見てそんなことを感じました。「人生は下りエスカレーターのよう、でも上り通づければいつかたどり着けるかもしれない」といったイーラの言葉はまさにその通りだとおもいます。さきを見て、一歩一歩確実に、丁寧に人生を歩んでいくことが案外近道だったりするのでしょう。ミハイロスキー劇場の公式ホームページから、2019年2月にカーチャの記事が発信されていますバレエ団で活躍する姿にについては、こちらの記事(【カーチャのその後】完璧なプロポーションで、ステージ復帰)をご覧ください。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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