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【徹底解説】独学で通訳者になるには⑥|人間力編・ 愛され必要とされる人に

2019/02/13
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

通訳として仕事を貰い続けるポイントは、「この人と一緒にいると楽しい」「一緒に仕事をしたい」と思われる人になることです。

今日はそんな、「社会で愛され必要とされる人になる方法」をご紹介していきます。

 

一緒にいて楽しいひとに仕事はくる

出張や会議に同行させられるのは、英語が上手で才能があるひと」より「ニュアンスで訳すけれど、雑談も出来て、一緒にいてたのしいひとです。

重要な場面を任せるわけですから、気を使ってしまう人より、なんでも言えて余裕のある心で一緒にタッグを組んでくれるひとのほうが頼む側もやりやすいのです。

 

雑談は、いい加減に相手に合わせることではない

通訳の前後には大体、会議の背景と意図と、どう着地したいかを確認する時間があります。

そして、そこで生まれる「間」(たわいもないことを話す時間)の雑談で、大体次の仕事がくるかが決まります

とはいっても、好きな話題をはじから出してみたり「そうですよね~」と適当に相槌を打てばいいというわけでもありません。

雑談とは、さりげない教養を感じる話しです。

「それならわたしも知っています~」と、知っていることをペラペラ喋るのは素人です。

相手が時間をかけていることに話題をふることができるひとが、大人で会話力のある人です。

 

セルフブランディングは大切!教養のある人を目指そう

通訳は自分こそが広告塔です。

さり気なく自分を売っていくことも大切

とはいっても、ホラを吹いて、自分を誇示するのではありません。

ここでいう、セルフブランディングとは、

例えばお酒が好きな上役とランチにいったとして、「ここはドイツビールがおいてありますね、この種類は滅多に見ないので驚きました」

相手の興味があることに気付き、さり気なく触れられるかどうか、です。

この少しの間に「今日も空が青いですね」と言うのか、「そうなんだ」とお得な情報が手に入るかで、相手が受ける印象は全く変わって来ます。

自分の知識や経験を、相手にあわせてうまく活かせる人が、「教養のあるひと」です。

「教養のあるひと」は相手の位が上になればなるほど、重宝される傾向があります。

 

「教養がある人」は、余裕がある

先ほどから教養というワードがたくさんでてきているのですが、教養とは、学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさのことです。

自らも痛い思いをしながら、あらゆる経験を積んで来た人の話しは、おもしろいです。

本を読む人は、語彙力・表現力に長けていて、感情の処理がとても上手です。

感情任せにキーキー怒るのは、自分が何を感じどうしてほしいかがわからないからです。

つまり、教養があるとは余裕がある、ということです。

 

余裕があるひとが、大きなチャンスを掴む

通訳は、ものすごく脳を使うお仕事です。

日本語の聞き取り、整理、語学変換、アウトプットをほぼ同時に延々とやっていきます。

マルチタスクが全て開いた状態で、これら全てに同時に集中力を注ぐのです。

そんな究極の状態でも多種多様な経験を積んで来た人はどっしりと構えています

「なにかあっても、自分でなんとかする」覚悟があり、自身があるからです。

この姿が周囲に安心感を与え、信頼に繋がり、結果さらに多くのチャンスを掴めるようになるのです。

 

「英語ができる普通のひと」より「英語が話せるらしい面白いひと」に

以前、某会社の社長のテレビ会議通訳にはいったことがあります。

海外旅行にたくさんいっている社長さまで、アメリカの話しが一瞬でたので、米国経験のなかで一番印象にのこっていたパスポートのスタンプレス化の話しをしたところ「そうなんだよ!入国審査はいまどこも厳しくてこないだも…」と盛り上がったのです。

こういった話したかったけど、なかなか機会がなく、分かってもらえる相手がいなかったようです

常日頃思っていることを、分かち合えるのは嬉しいものです。

その後、なにか大切なお仕事があれば、「あの子を」と裏で声をかけてくれます

通訳を続けていくために大切なのは、媚びることや、テクニックではなく、「プロとして自分の仕事に誇りを持ち、自分が出せる最大のバリューを出す」という覚悟です。

前後で相手が心地よい時間を過ごせるよう話題を振るのは、それもちゃんとした仕事の一部だからです。

 

おわりに

 

自分の持つ引き出しのなかから、相手が興味あるものをすっと出せるか、これで未来が決まることがあります。

会話力をあげる、人間力をあげる方法に正解はありません

本を読む、外国にいく、知らない物に触れてみる、いろんな人に会ってみる

毎日を一生懸命に生きて、知識も経験も血肉とし、日々を積み重ねていく

小さなことも、大きなことも大切にして、失敗からは学び、次へ活かしてまた進む

この繰り返しが、いずれ振り返った時に教養として大きな財産になっているのではないでしょうか。

ぜひ、社会から愛される大人になって、プロとして色んな仕事を経験してみてください。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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