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【翻訳の仕事】 やりがいを感じにくい3つの理由

 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

 

翻訳をメインに仕事をするようになり驚いたことがあります。それは思っていた以上に、孤独で、しんどかったこと。TOEIC900を越えたら、いつか翻訳家になる!と期待に旨を膨らませていたときとは、あまりにも大きなギャップがありました。そこで今日は、リアルな「翻訳の仕事」にやりがいを感じにくい理由3つをまとめてみました。

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筆者の翻訳経歴(と翻訳に関する学歴)

事前に筆者がどういった翻訳をしているかを、さらっと、ご紹介します。そんなに経験がない人が、「やりがいどうこう」いっても説得力は皆無ですもんね。ここ1年の仕事はざっとこんな感じです。

  • 物流実験プロジェクト資料の英訳
  • 旅行会社の顧客向けメッセージ英訳
  • 南極・北極向けツアーの利用規約和訳
  • IT技術マニュアル(Q&A含む)
  • 海外取引における基本契約書

etc…

基本契約書にあたっては半年で20本以上、アプリの公式説明文の日英訳なども担当しています。

ちなみに翻訳学校は出ておりませんが、留学時代国際法はみっちり学んでおり。カナダ政府・貿易団体公認のテストも受けていて、「Legal Aspects of International Law (国際貿易の法的側面)についてこの人は十分な知識がある」という認定もいただいています。

 

① まさに自分との勝負、延々と文字と向き合う日々

翻訳は仕事の性質上、どうしても「やりがい」を、感じにくい側面があります。なぜなら、翻訳はひたすら文章と向かい合う仕事だから。多種多様な翻訳を引き受ける筆者ですが、どれもまさに「時間と自分との勝負」です。契約書は長文で何回な文書が多く、どの節がどこを修飾しているのか、頭を悩ますことも

社内翻訳は多くても1~3人、フリーの仕事だと完全に自己責任ですので、黙々と、特に誰とも話さず文書と向かい続けることになります。う~ん、このなんとも言えない葛藤…伝わるでしょうか。無理やりたとえるならば、1000ピースのパズルを延々とひとりで、無言で、時続けるようなものです!

 

② 「貢献している感」を感じる場が少ない!

たとえば、40枚ある基本契約書の和訳を終えたとします。終えた本人にとっては、「よし」と、魔物級の敵を倒したような気分でもこれって、翻訳者である以上「出来るのが当たり前」なんですよね。自分の自身にも経験にもなるのは確かです。でも終えたからといって、「ありがとう!」と、感謝の時間は、ほんの一瞬。それはもう、コピーを取って部長に持っていったときと同じような反応であることもしばしば。

他の仕事と比べるのはズルいかもしれませんが、通訳の場合、「商談の成功」は通訳の力にも大きく左右されるので、チームの連帯感がうまれ着地が成功したときは皆で喜びを分かち合います。一番嬉しかったのは、「この子は上手にニュアンスを汲み取って、英語に変えてくれる。」と言ってもらえたとき。「会議がスムーズに進む」というフィードバックは、いわばその場にいた人たちに「良い場」を提供できたという証であり、「貢献している感」がやり甲斐につながっていくのですね。翻訳はそういった場が良い意味でも、悪い意味でも少ないなあと感じます。

 

③ 自分の仕事の成果が 「目に見えにくい」仕事である

もしかしたら、翻訳をするモノにより変わるのかもしれません。絵本や洋書などの出版翻訳となると、店頭やネットに並ぶので、やり甲斐が目に見えやすくなるのかもしれません。また消費者向けのノーティスもそうですね。契約や技術系の翻訳は、地味~で、なかなかに厳しい仕事だなと思います。

契約書はビジネスの根本なので知っておくと、その後の交渉が楽になるので一概に退屈とは言えないのですが仕事が楽しいか、つまらないかは、「やり甲斐」に大きく起因しているようです。

  • 人は貢献している感がないと、やり甲斐を感じられない
  • やり甲斐を感じられないと、モチベーションが続かない
  • モチベーションが続かないと、仕事の継続に支障が

というサイクルでしょうか。

 

まとめ

というわけで、翻訳者がやり甲斐を感じにくい理由3つ

  • ① まさに自分との勝負、延々と文字と向き合う日々
  • ② 「貢献している感」を感じる場が少ない!
  • ③ 自分の仕事の成果が 「目に見えにくい」

でした。ちなみに翻訳を批判しているわけでもなければ、つまらない仕事だ!という気もないです。ただこういう性質があるのも事実で、自分が目指す前に知っておいたら「ギャップ」は少なかったかな~とは思うのです。

でも、心からやりたいことではなくても、「できる」こと「できることを買ってくれること」「能力を発揮できる場所」があることは幸せだなと思うのです。誰にでも出来る仕事じゃないからこそ、腐らずに極めていったら、またなにかに繋がっていくのかなとおもうので、一歩一歩進んでいきたいおもいます。(それこそTOEIC900を目指していたら、様々な仕事が舞い込んでくるようになったように)

 

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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