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リーダーに求められるのは【嫌われる勇気】

2019/08/30
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。
結論を先に書いてしまうと、
仕組みで勝って人として圧勝する、がどれだけ大切かを体現した」であり
捉え方次第で結果はいかようにでも変えられる
ということに気づいた、というお話です。
長いのですが、真ん中にあるのは実際の仕事の経緯、なので、一番下の<全体を通して学んだこと>、に飛んでいただければと思います。書いていて、重くて、辛くて、吐きそうになりました。それでも、皆さんと一緒に人としての在り方を学んで、ひととして、おっきくなりたいです。(このコラムは2018年3/27(火)【プロジェクトリーダーの面白みと葛藤】というタイトルで個人ブログに記載したものを転載したものです)

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まず最初に

プロジェクトとは、
想像を創造することであり、
プロジェクトリーダーというのは、
仮説を元に、実態のない結果を描き、
その結果を得るためチームを動かし、
「新たな価値を創造する仕事」である。
「0から1を作り上げる」という言葉に感化され、このお話をシェアさせていただきたいと思います。

プロジェクトリーダーを務めあげた経緯

(2018/3/27に記載した原文をそのまま引用しています)
わたしは現在、日系メーカーの本部で海外業務に携わっています。具体的な仕事としては、ベンチャーとして大きくなってきた会社の
「貿易業務/ 貿易フロー構築・整備/ サプライチェーンの正常化」といった部分です。
半年前、あるプロジェクトを立ち上げました。「国内外生産工場全ての梱包を統一して、在庫保管倉庫の、保管費用/輸送費をガツっと下げる。」(年間コスト700万~1,000万カット)というものです。きっかけは、「倉庫の中すかすかなんだよね、なんとかできないかな」という部長の言葉でした。
なんでだろう、調べてみると、「商品を製造している工場数社の箱サイズが、日本倉庫の保管棚にあわず、4割以上の無駄なスペースを生み出している」ということが、わかりました。なぜこの仕様になっているのか、使い続けていたのか、理由の掘り出しからはじまり、「じゃあ輸送にも保管にもベストな梱包形態ってなんだろう」と、形を決めるために必要な、倉庫の保管スペース、国際輸送事情、工場事情 etc etc….
倉庫、梱包のプロに相談しつつ、各部署へヒアリングに足を運び、情報を整理していくと、梱包形態を理想の形に統一することで、
今ある問題が大幅に改善できることがわかり、「仮説の原案」と「効果試算」を持って、「これはやる価値がある、やろう」と、社内説得にまわりました。
決定権を持つ上何人かへの根回しをすませ、
  • プロジェクトの立ち上げまでに3ヶ月、
  • 社内、他社への協力依頼(キックオフ)に2ヶ月、
  • 懸念潰し、対策の立案/説得に1ヶ月、
  • 運用に向けたプロセス作り、
プレッシャーに潰されそうになりながら、本を読み、他の人の仕事を見て、考えては相談し、なんとか、まわしてきました。
今日ようやく最後までやりたくない、と粘っていた倉庫から、「出来る」と回答を得ました。最終懸念がとけ、社内はいま実行に向けたプロセス作りに、大きく動こうとしています。(2018/3/27に記載した原文をそのまま引用しています)

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成功させるために、死に物狂いで向き合った日々

1)「人がついてこない」を変えるため、使う言葉を変えた

手こずっていたときに、プライベートで、「やらない理由は聞いていない、どうなりたいの」と問われ、これは仕事も同じだなと思い、使う言葉を変えました。
 「出来ない理由はわかりました、どうやったらできるかいっしょに考えましょうか」
できる理由を探して動くと、同じ目標を見ていても、たどり着くためのプロセスが、大きく違うことがわかりました。

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2)視点を1チーム員→リーダー(上から包括してみる人)に

プロジェクトリーダーの、なにが難しいって、”自分の仮説に自信を持ちながらも、フラットな視線を持つこと”でした。コアメンバーは10人だとしても、10人全員に同じ方向を見てもらうのって、本当に難しい。それに相手は1人を除き、皆年上の役職持ち。生産管理、品質管理、国内流通、倉庫(他社)、工場(他社)、すべて専門職で、わたしの経験なんて到底及ばない。

3)知識のない自分だからこそ、皆の力を借りるんだ

「わたしなんかが出しゃばって、ごめんなさい」そう思ってた時にプライベートで、
 「物事を経営者ならどう考えるか、で見てみるといいよ。
 いつでも自分が一番上、そのにチームが紐づくなら自分ならどう動くか」
と言葉をもらい、そこから見方を変えました。役職も経験もなくても、プロジェクトリーダーはわたし。じゃあ皆から重要なファクターを出してもらい、吸い上げて、会社のベストな方向へ舵きりをするのが、私の仕事だ、と。

そして気付いた「リーダーに大切なこと3つ」

1)意見には、「言い訳」と「的確な指摘」2種類がある

ぼやきや反対意見のなかにも、核心をついたものがあったりして、

 

  •  その意見が、言葉が、
  •  懸念として潰しておくべきもの、なのか
  •  やりたくない言い訳、なのか
舵きりするためには、これを見分けなきゃいけないんだ、そう気づきました。
 「ゴールを明確に頭に描き握ること、それをきちんと言語化して伝えること」
コンスタントに繰り返し、必要があれば思い切って舵を切る。反対意見もきちんと、本質を捉えて答えていかないと、それはダメだよ、と切り捨てていては、後々人が付いてこないのもわかるので、一回受け止めてから後日、明確に理由を持った上でお話することに。
上の人でも関係ない、「こうしたらいいんじゃない」「それはだめなんじゃない」あちこちから飛んでくる意見は、正しければ取り入れるし、重要でないファクターなら、心を鬼にして差し戻す。
切り口はいつも、「その事実(事柄)はプロジェクトのゴールに必要なファクターか否か」。

2)チームを導くこと、と好き嫌いは別軸である

 チームを引っ張ることと好かれることは必ずしもイコールではない
上記に書いた差戻しは、好き嫌いでやっているのではない、でもこれが時に辛いのです。
わたしはリーダーをしていくうえで、チーム内の悪口は言わない、と決めていましたとはいっても、コントロールできるのは自分だけで、耳に入ってくる意見はさまざまで、意見を求めたときに、「んー彼女、難しいですよね。嫌いなひとの意見は聞かないですからね」と言われたり。彼女がわたしのこと好いてないのはわかるけど、わざわざ言う必要あるかな。と。
かと言って、調子よく、好かれるように、ウンウン言って、飲み会いって、他人の悪口に付き合わされるなんて、もっと、ごめんだ。と、そんなことを繰り返して思いました。
 好きか、嫌いか、それは、
 わたしが干渉できることではないのだと。
 わたしにできるのは、ただ、
 目の前の仕事を、賢明にこなして、
 結果を出すことなのだと。
 そのためにチームを導くことで、
 それは決して、皆に好かれることと、
 イコールではないのだと。
嫌われることとも違う、全く、別軸の問題なのだと。

1人で出来ることなんてたかが知れている

このプロジェクトを立ち上げて5ヶ月、多くの人が、上が、潰れそうになったわたしを、引き上げ、前に出しては、「大丈夫だ、戦え」と励してくれました。自分の意見を、真っ向から全否定するような意見を、1度受け止め、いくつも背負って、それでもプロジェクトを着地させるために、そこを切り開いてでも進まなくてはならない、
しんどくて、でもそれをやっていかないと、ひとがついてこないのもわかっていて、それを繰り返す中、どうしていいかわからなくて、
上司に、周りの会社の人に様々な大人に助けていただきました。人の厳しさもあたたかさも痛いほど感じた日々でした。

リーダーは孤独だ、人としての強さが試される

 振り返って思うのは、今回必要だったのは「仕組みで勝って、人として圧勝する」こと。
プロジェクトでもなんでも、リーダーはある意味、強さが、好き、嫌いを超えたひととしての、強さが、必要なんだなと思いました。それでもやっぱり、人の意見を一度受け止め、差し戻す(否定する)ことは、相当なエネルギーがいる。
そのキャパがまだまだ小さくてつらいです。他社倉庫のベテラン15人を前に、海外生産工場管理のベテラン8人を前に、「そんなのできないよ」と頑なに繰り替えす重鎮を前に、「大丈夫、できますよ、いっしょにかんがえましょう」と、ひたすら原案と根拠を握りしめて、前に出ていく毎日といったら、もう吐きそうでした、いまも。

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それでも努力は報われる、ということを

でも会社は動きました。
チームは、上は、動きました。
優しすぎるのだ(詰めが甘い)とも言われました。わたしのやりかたは、100%だったとは思わず、もっともっとよくできたと思います。出来るのだと思います。わたしはそこを、リーダーとしての強さを、心の持ち方を、チームの作り方をもっともっと学んでいく必要があるんだと思いました。

あえてブログにコラムとして残すわけ

わたしは、これからも人としての在り方を学んでいきたいとおもいました。
このまま会社にいるかもしれないし、フリーランスで独立していくかもしれない。
でも関わる人たちと、皆と一緒に、学んで、ひととしておっきくなりたいと思いました。
それをまさに実感したお仕事だったので、ぜひ、シェアしたい、と思い、ブログという形で残しました。
精神面では本当に多くの人に支えられ、皆様からおおきな支えを得て、プロジェクトを引っ張ってくることができました。
会社のなかだけでは、私のなかだけでは、抱えきれなかったと思います。
本当にありがとうございました。
今後とも、どうか、よろしくお願いします。
(2018年3月27日 18:07 Naa)
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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