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【教育虐待とは】事件を防ぐために、知りたい3つのこと

2019/07/12
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

今年6月に初公判となった名古屋市で当時小学6年生だった息子が父親に殺傷された事件、発端は教育虐待だといわれています。思い通りに勉強しない息子に刃物を見せて脅したり、包丁で足を切ったり。父親の弁護人は「包丁を見せつけ、行動を改めさせようとしていた」、傷つける意思はなかったと主張しているようですが、教育虐待が引き金となってこういった悲しい事件が起こったのは事実です。

今日はこういった「教育虐待」による悲しい事件を防ぐために、知っておきたい3つのことをご紹介します。

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教育虐待とは

最近よくメディアで取り上げられるようになってきたこのワード。教育熱心すぎる親が、子供に過度な期待を背負わせ、思う通りの結果が出ないと厳しく叱咤したり、暴力をふるったりすること、また子供の事件を無視して勉強や習い事などの教養を過度に無理強いさせる行為です。これは経済的、社会的地位の高い両親のもとで多いと言われており、弁護士の間では教育虐待と呼ばれています。あまり聞きなれないワードですが、2011年頃から徐々に一般でも使われるようになってきました。

 

教育虐待を防ぐために、親が知っておきたいこと

 

①親がよかれとすすめたことが、子供の幸せに繋がるとは限らない

追いつめる親 「あなたのため」は呪いの言葉 (著者:おおたとしまさ)という本では、とても身につまされる事例や、誰もが共感できるような主張がわかりやすく描かれています。その中でもズシっとささるのが、“子供は親とはまったく別の人格で、両者の人格の重さは変わらない“ということ、“子供が幸せに生きられる一番の要件は、子供が自分で自分の生き方をきめられることにある”という意見。

親が思う「こうなればこの子は幸せになる」という気持ちや、「良かれと思って」すすめたことであっても、それに従って生きれば子供が幸せになるという保証はどこにもないのですね。(そもそも時代が違うので成功への道筋が大きく異なっているという現実もあります)教育虐待を防ぐためにはこのことをまずは親がこれをまずしっかりと認識しておく必要があります。

 

② 悔しさや感情を強制しても、何も生まれない

教育虐待」の怖いところは、感情や、自分のやり方、希望が根こそぎ奪われていくことにあります。いくら痛みや脅しで勉強をさせたところで、それはその場しのぎでしかありません。

とくに学校では子供同士が「計算が遅い」や「ばかだ」といった軽い悪口で傷つく、傷つけられることはよくあることです。ただそれを悔しいとか、悲しいとか自分で思うから、なんとかしようと親の助けを借りて、努力をしたり乗り越えたり、社会で生き残るための力をつけていくのです。人から与えられた「こう思うだろ」という感情はほぼ無意味です。学校はメインの「勉強」を通して、社会性を身につけていくところで、偏りすぎると必ずしわ寄せがきます。

 

③ 問題は自分にもあることを忘れずに

問題は子供だけにあるわけではない、のです。もしかしたら言い方が合わないのかもしれない、アプローチが違うのかもしれない。じゃあこの子が本当に求めていることは何なのか。それは自分のエゴではないのか親は完璧ではないですから、そうやってひとつひとつお互いに成長していくものであって、誰かひとりが悪いとか、お前のせいだ、とかそういったことはけしてないのです。

書かなくてもわかっていわれるかもしれませんが、子供は自分のものではない(それぞれ人格を持った別の人間である)し、自分をブランドづけるためのアクセサリーでもないです。また「支配」と「育てる」ことは天と地ほどに違うものです。

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最後に、教育ママの、いとをかしな末路を

無理やり色々勉強・習い事を詰め込まれた姉

うちも母親が教育ママでとんでもなく厳しかったですが(勉強しないとよく閉じ込められたし)、いま色々できているのは、ピアノだの、新体操だの、塾だの、習字だの、英語だの、母がとりあえずなんと色々やらせとけば将来この子が好きな道が選べるだろうと可能な限り色々詰め込んでくれたおかげ(だといまはおもえるようになった)です。当時はとても辛かったけれど、いまはすごく感謝しています。

強制されたことは、ほぼボイコットした弟の末路

ちなみにマイペースな弟は、強制されたヴァイオリンの発表会を「ぼくは絶対いやだ」だと6歳にしてボイコット。(よく考えれば逆にすごい)。強制されたものには一切手をつけず母も諦めたのか、放置していたらいつの間にか覚醒して東北大学の薬学部の薬学部に進学、大学院まで出て、いまは大手で研究者の道を歩んでいます。昔はわたしより勉強してなかったのに、日記だって父が書いていたのに……、弟の革新的な成長は我が家の七不思議となっています。

ちょっと立ち止まって考えることで、将来が変わることも

なにがいいたいかって、結局なるようになるというか。母親からは物として見られている気がしていたけど(実際多分そう言う時期もあった)、私の場合は言われなきゃ絶対にやらなかったので結果的に感謝していて、弟は自分でやる力をもっていたから強制されていたら潰れていたかもしれない。本当に子供によって違うのですね、親の「幸せになってほしい」って気持ちだって真実だろうし、ちょっとした会話や立ち止まって考えることで止められるなにかもあるのかも。

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まとめ

というわけで、教育虐待を防ぐために知っておきたい3つのこと

  • 1親がよかれとすすめたことが、子供の幸せに繋がるとは限らない
  • 2 悔しさや感情を強制しても、何も生まれない
  • 3 問題は自分にもあることを忘れずに

でした。中学受験や何か色々経験することで選択肢が増えるのもたしか。ただそれを続けるか否かは子供の意思や適正も尊重していくことで。まさに弱肉強食の社会生活で生き残るためにはどうしたらいいのか、を考えながら関わっていけたらいいのかな、とおもいます。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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