EVER UPWARD. WE CAN DO IT.

【ネットワークビジネスの末路】洗脳下の思考例5つ

2019/08/27
 
この記事を書いている人 - WRITER -
バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

 

前回の記事【ネットワークビジネス】洗脳と解き方|ハマるカラクリでは、よく使われる洗脳方法について解説をしました。こちらの記事では、マインドコントロールにより起こる思考例と、洗脳のさきにある末路をご紹介します。

スポンサーリンク

① 成功者と呼ばれるひとを崇拝するようになる

ネットワークビジネスの組織内では、指導者の思うとおりの思考が固定化されるように、むりやり思想や価値観を作り変えていく側面があります。これがいわゆる洗脳というやつですね。その手の成功者を取り上げたり、時に豪華な自宅に招いたりして、「その思考」を実践することが成功に直結しているかのように思わせていくのです。

まわりには仲間 (サクラ) がいますので最初は怪しんでいた人も、そういうものに晒され続けると、あたかも「自分だけが特別な情報を握った 」ような感情が芽生えてきます。はいってしまうのは、「これはチャンスなんだ」「今チャンスを掴まないと損をするこの人についていきたい、そんな風に思えてくるためです。

スポンサーリンク

② 将来につながると信じタダ働き、高額商品を購入

本来ならば賃金が発生するようなもの (イベントの手伝い、セミナーの企画・運営、リーダーの仕事の手伝い) でも

  • 成功者と一緒にいられるから
  • 成功者のマインドをコピーすることが、成功への近道
  • チャンスを得られる可能性が増える

といった指導により、メンバーにタダばたらき・むだな買い物をし購買をさせるところもあります。冷静にみるとおかしいのですが、洗脳されているので違和感には気づかないことが多いです。

スポンサーリンク

③ 普通の人はしないことを、平気でするように

ネットワークビジネス内では、ビジネスマインド成功者の価値観という言葉がよく使われます。

  • 自分のダウン (仲間づくり) のための勧誘行為
  • 何十万の商品の買い込み

など、ふつうの倫理観ではしないような行動を正当化させるためです。よく使われる言い訳としては、

  • 結果的に誰も損はしていない (多くの人が利益を受け取っている)
  • 世間が新しい考えに追いついていない
  • 将来的には社会に認められる日がくるから、いっしょにがんばろう

といったものです。

そのポジティブシンキングはいますぐやめなさい あおたけふみ著を参考に筆者作成

視野を広げると多くの人が損をしていたり、社会に対して大きな迷惑をかけていたりするのですが。参加者は「成功していない人の意見は聞く必要がない」と自分を正当化し、 運営側の言い分が最もであるように信じ込むようになっていきます。

スポンサーリンク

④ 自分の個性・意志がどんどん薄れていく

ネットワークビジネスの世界では結果を出している人が言う事が正しいのです。結果を出すためにはすでに成功を手にしている人にマインドを合わせていくというスタンスが基本なので、

  • 自分で正かどうか客観的に判断したり
  • 積極的に手をあげて行動する力 (組織にあわないと徹底的に否定されるため)

といった生きるために必要な力が徐々に失われていきます。ネットワークビジネスの拡張や運営に色々と「使える人」になっているだけなのですが、結果を出すためには誰より行動する必要がある(実際はネットワークビジネスに関係するものに無理をさせてでも時間を割かせるというのが目的)と指導されているので、ますます 自分で価値を客観的に評価して管理できない状態 になっていきます。

スポンサーリンク

⑤ 成功願望にしがみつき、環境から出られなくなる

ネットワークビジネス内では、5〜10年続けても収益が10万に達しないという人もたくさんいます。それでも組織を抜けずに爆走をつづけるのは、

  • グループリーダーといった称号を与えられたり
  • 君はながく貢献してくれているから、ということでビギナー指導の地位についたり
  • また幹部主催の食事会やイベントなどに特別招待されたり、

と幹部が抜けないようさまざまな作戦を練っているからです。

まとめますと、はじめは「夢や目標を達成するための手段のひとつ」としてネットワークビジネスをはじめるわけです。ただそういった環境のなかで「成功者の思考」という「固定化された概念」に長時間つかっていくうちに、組織内の仲間との関係性が壊れてしまう事が「夢や目標の喪失」のように感じて抜け出せなくなっていくのです。こうした精神依存の根底には「恐怖」がありますので、「今の自分は幸せで夢に向かって努力もしている」と思い込むのは現実から目を背けるためだとも言われています。

スポンサーリンク

ネットワークビジネス従事者の97%が「収入1万円以下」

「そのポジティブシンキングはいますぐやめなさい あおたけふみ著を参考に筆者作成)

消費者生活センター職員が本にて発表しているデータによると、参加者の約 94.69%の報酬が0円だという結果が出ています。1万円以下の報酬の人の割合は2.97%です。1万円以上の報酬を受け取っているのが僅か3%であることを考えると、残りの97%の中にいる「他の人に売ろうとしても思っていたように売れなかった」人の数は無視出来ない大きさになるだろうことは予測できます。

月収100万円も夢ではない」といった言葉がよく出てくるのですが、統計から見ると月に100万円以上を稼ぐ人の割合は0.4%に過ぎず、 単数字だけを考えれば 1万人に4人です。このクラスの人は運営側が多くを占めるでしょうから、一般参加者がネットワークビジネスで大金持ちになるというのは数値的にも難しいことが見えてきます。活動時間を割くため派遣社員になる人もいるので、まさに人生をかけたギャンブルと言えるかもしれません。

スポンサーリンク

おわりに

ネットマークビジネスどハマりの末路、いかがでしたでしょうか。怖いのは「ネットワークビジネス」ではなく、指導のなかにあるマインドコントロールです。成功者にマインドをあわせるというのは、端的に述べると指導者に与えられた思想や価値観を自分の脳に上塗りしていく、ことです、つまりハマればハマるほど、自分が自分ではなくなっていくのです。

「経済的自由と時間」が欲しくないかと周りに投げかけながら、誰より忙しい日々を過ごすうちに、「冷静な判断が出来ない状況で、決断を下す回数」がふえて麻痺していく。飲み込まれないためにも違和感を感じたら、信頼できる家族・親戚・なるべく年上のひとに相談するようにしましょう。怪しいなと思ったらこちらの記事(【ネットワークビジネス】勧誘の断り方|二度と誘われない為に)も参考にしてみてくださいね。

関連記事

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

備忘

この記事を書いている人 - WRITER -
バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です