成人年齢が18歳に引き下がったことで懸念されているのが、無知な若者をカモに荒稼ぎしようとするネットワークビジネス集団 (またはマルチ商法)です。この記事では、「怪しい人」に騙されないために知っておきたい、ネットワーカーの特徴10個をご紹介します。
ネットワーカーに見られる特徴10個
まずこれが実体験を元にまとめた、ネットワークビジネスに共通する特徴です。
- 知り合ったばかりなのに頻繁にお誘い
- やたらとお金に関する本をお勧めされる (金持ち父さんなど)
- 尊敬する人の紹介を提案される
- スケジュールが詰め込まれていて、会う時間がやたらと短い
- 大人数が集まるイベントを定期的に主催している
- キャッシュフローゲームに誘われる
- 将来の不安を煽ってくる
- 何をしているのかを聞くと濁される
- (実家暮らしの場合)一人暮らしの良さを説かれる
- 経済セミナーに誘われる
ただ、これ、実際に体験すると、「普通」の行為に思えてしまうんですよね。「まさか自分にはないだろう」と思っている人ほど危ないんです。こういう特徴があるってわかっていても、警戒していても、実際出会っても「まさか」と思って疑わない人が少なくありません。
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ネットワーカーは基本親切?
ネットワーカーと聞くと「騙す悪い人」というイメージがあるんですが、実際にお話しすると「普通にいい人」ばかりなんです。胡散臭さがある人もいますが、よくいいますとコミュニケーションのプロです。悪質な物だと、コミュニティに属さない限り、それがネットワークビジネスだと分からない場合もあります。
「もしかしたら私が知らないだけでこんな世界が」なんて夢物語はないのですね。疑いたくない気持ちがある人もいると思いますが、怖いのはビジネスではなく、その先にあるマインドコントロールです。自分と周りを守るためにも、怪しいと思ったら断る勇気をもちましょう。
勧誘手口の巧妙化
近年のネットワークビジネスは高度化しており、勧誘において「これだ」という定型はありません。少しでも違和感を感じたら近付かないことが一番ですが、もしなにか怪しい方向へすすんでいる感じがしたら、親族や学校、信頼のおける人(それも社会人経験のある30〜50歳前後)か、消費者センターに相談しみるのもいいでしょう。(私も実際それで発覚したことがありました)
マインドコントロールが進行していくと自分では気付くことが難しくなります。「些細な不安」を感じるうちに、雑談レベルでも、信頼の置ける人に状況を知っておいてもらうことが、後々身を守ることに繫がっていきます。
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まとめ
この記事では、ネットワークビジネスやマルチ商法をバックに勧誘してくる、「ネットワーカー」の特徴をご紹介しました。昔ほど堂々とした勧誘はなく、「飲み会」や「社会人サークル」「合コン」と称した集まりに何度か招き、数年かけて距離を縮める手法も主流となっています。
これは「チームビルディング」と呼ばれ、誘っている当人も洗脳されている自覚がないまま友達を巻き込み、被害が拡大するケースも少なくありません。
一般的なイベントや、集まりにはそういった「勧誘者」が紛れ込んでいる程で、警戒しておくのが安心でしょう。また、怪しいなと思う人に出会った場合は、身内や年上の先輩 (社会経験が自分よりある人) などに相談するようにしてください。
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