ネットワークビジネスにどハマりして、友達をなくした話

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20代のときに見事にネットワークビジネス (の形をしたマルチ商法) に騙されて、友達と貯金をごっそり失いました。それで今元気に生きていられるのは、出来事も責任も全て受け止め自分を肯定出来るようになったからです。 この記事では一連の出来事を通じて学び変わったものを、主にプラスの面に焦点をあてご紹介します。

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① 本当の友達か、上面だけか、はっきりした

私がのめり込んだ半年間、100人以上とお茶・ご飯へ行ったわけですが反応は様々でした。おだてる人、話半分に聞いている人、明らかに怪訝そうな顔でドン引きして何も言わない友人もいれば、洗脳されているとわかりながらも飲み仲間としてただそこにいてくれた人もいました。そして、「親友だから言うけれど、あんまり先のことばかりみすぎて今を大切にしないと、友達を失っちゃうよ!」と警告してくれたアメリカ人の男の子。自分の軽率な行動のせいで信頼を失ったわけですが、逆に、洗脳がとけたときにはっぺらい関係が一掃されており、本物だけが残るという結果でした。

 

② 洗脳されている自分にも、グサっときた言葉

毎日たくさんの人に会うって物凄いエネルギーを使います。プラスも、マイナスも、どちらのワードもたくさん貰いました。なかでも印象的だったものをご紹介します。

  • 「入ったコミュニティを気に入っていることはわかった。でも、なあちゃんは何したいの?」
  • 「なんで今日、僕を誘ったの?」

一発目の保険業を営む年上男性に言われた言葉です。明らかに怪訝な顔で、「なんでそんなことやっているの?」といった目をしていました。その時は「分からずや」と思ったけど、流さないで立ち去らず、厳しいことを言ってくれたのは私のことを思ってくれてたからだと今はおもいます。

  • 「いいねいいね、前進してるんだね!じゃあ今度一緒にイベントやろうか!」

これも年上男性に言われた言葉です。お茶ではひたすら褒めて、その後は一切連絡はつかなくなりました。後々わかったことですが、この人もネットワーカーだったようです。ご飯に行っていた日々はあわよくば仲間に…と思っていたのかなと思うと少し切ないですね。

  • 「勧誘ですか?ネットワークビジネスですか?前もあったんです!うんざりなんです!」

イベントであった大学生に、組織のリーダー(イベンターのプロ)を紹介しようとした時の言葉。当時ネットワークビジネスだと知らなかったので、この少年の言葉に大きなショックを受けて、自分がしている事の大きさに気付いた、辞めたいと思うようになったのはこの頃からです。いいことをしているつもりなのに、世間からは冷たい視線を向けられるのが耐えられなかったんですよね..。

 

③ 結論、友達って少しでいい

組織内の人間関係は、本当に薄っぺらいものでした。友達ではなくグループでもなく、まさに仲間(同志)です。いままで都内様々なイベントに顔を出しましたが話しやすいひとって大体何かビジネスをやっていました。反応もよく、話していておもしろいので、勧誘さえなければ逆にありがたいって場合もあり。仲間とパーティーだ、飲み会だ、毎日賑やかな生活をするより、好きなことをして、余裕を持って日々を過ごし、会いたい友達にだけ会うほうがよっぽど贅沢だという結論に達しました。

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おわりに

迷惑、心配云々をかけたこと、不快な思いをさせてしまったことは反省しかありません。ただ本当に必要な友達だけ残ったので、心がすっきりしました。いままでいらないものも、勿体無い、気乗りしないけどといっぱい両手に抱えて動けなくなっていたようなものでした。

いまは気分を害す人とも、うまく距離を取ることができるようになったので、身軽に好きなように動けています。人は日々変わっていくものです。昔の友達と疎遠になってしまったとしても、成長した今の自分と一緒にいたいと思う人が絶対にいると思うのです。大丈夫大丈夫、生きていればそういうこともあるさ。反省したら次にいきましょう。

 

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管理人

歴史オタクの英日翻訳者。

スペインの児童書「ベラスケスと十字の謎 」に魅了され、世界史に夢中に。読み漁った文献は国内外あわせて100書以上。史実をもとに、絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

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