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(続)パワハラ上司の末路【どうやってパワハラが発覚したのか】

2019/04/21
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

以前パワハラ上司の末路を記事にしました。パワハラってお互いにいいことはなにもなくて。「その先、どうなるか」を知っていたら、もう少し違う関わり方があったら結末は変わったのかもしれません。前回はパワハラを受けた側の視点でしたが、未熟だった自分への戒めもこめて、今回は客観的な視点でその後会社で何が起きたのかを記しておきます。

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パワハラはこうして発覚した

パワハラが発覚したのは、組織改変が行われて、新しい部長が就任したときです。この先のキャリア、現在の働き方、仕事内容云々細かく面談がありました。当時は毎日残業で21時過ぎまで会社におり、土日も家で遠隔で仕事をしていたのでその事実も報告。新しい部長はマネジメント能力に優れた方で、心を許していたのもあり、「せめて新しい人か派遣さんをいれてほしい」「同じ状況が半年以上続いていて、もし体制が変わらないのであれば辞めたい..」と我慢していたことをすべて打ち明けました。これ機になぜそんなことが起こっているのか、部長陣が本格的にチームに介入してきたのです。

 

工数計算をして、誰がどんな仕事をしているのか全て洗い出し

当時貿易課はリーダーとしてMさん、その下にわたしと、29歳の男の子がつき、3人チームとして動いていました部長の指示で、「定常業務、付加価値業務において、自分がどの案件を、どのくらい、どれだけの時間をかけて取り組んでいるか」を3人が個々にまとめて提出しました。誰にどのくらい負荷がかかっているかを数値値する、というわかりやすい対処でした。

 

パワハラ上司は、98%何もしていないことが発覚

工数計算によりそれぞれの仕事量が明確に結果パワハラ上司Mさんが持つ定常業務は2%しかなく、その他の業務が98%ということがわかりました。Mさんは部長と折り合いが悪く、部長の仕事をことごとくスルーするので、彼女の付加価値業務はほぼありません。つまり彼女の時間の98%は、「他の部署からきた問い合わせ、質問に対応する」「部下2人のメールをチェックする(誤字がないか、きちんと文書が欠けているか)」など、「君何をしにきていたの」と責められるほどなにもやっていなかったのでした。

そもそも彼女マネジメント職なので、組織が管理できていればそれが仕事なのですが、それは前任の部長により、「できていない」と否定されこの議論は終わりました。

 

「あの子が、社会人として未熟だから、がんばってほしくて」

自身も後任の部長から、個別に呼び出され事情を聞かれました。彼女の言い分は、「社会人を長く経験している分、わたし(Naa)の足りない部分を教えてあげたかった(常識、仕事の仕方、言葉遣い)とのこと。わたしがどれだけ「社会人としてどうか」を延々と語ったそうです。

プライベートならそれでいいのかもしれませんが、社でまず大切なのは、「与えられた仕事をこなすこと、価値を生み出すこと」です。人間関係はそれを上手にまわすための潤滑油上層部が見ているのは、そんな感情論ではなく、「誰が、どんな風に、どれだけ価値を生み出しているか」だと部長は断言しました。

 

部長が出した決断は、マネジメント職の剥奪

大切なのは、「与えられた仕事をこなすこと、価値を生み出すこと」それが出来ていない以上会社にとってはお荷物です。ただ彼女が12年分の貿易の知識を持っているのも事実。それを考慮し、新しい部長が出した決断はマネジメント職の剥奪29歳の男の子がリーダーに代わり、41歳のパワハラ上司Mさんはプレーヤーに逆戻り。「専門知識があるし、適正も考えて」との説明がなされたようですが、それは表面上。意図としては「頼むからこれ以上引っ搔き回さないで、何もしないでいいから、必要なときだけ知識をくれ」という冷酷なものでした。

 

さすがに11歳下の男の子の部下になることは彼女もこたえた

喫煙スペースで部下と部長の悪口をいくら吹聴していたようですが、リーダー交代の事実は変わるどころか、彼女の評判は下がるばかりです。各部門の部長は経緯を知っていますから、Mさんも居心地が悪かったものと思います。わたしは、倉庫帰りに救急車で病院へいきフェードアウトになったので、その後彼女との会話はしていないのですが。辞めた部長陣の飲み会にいったときに、「会社の隅っこに座って誰とも話していないようだ」と聞きました。

最後は外部のコンプライアンス委員会が間にはいっての退職交渉だったので、社内でも調査委員会が立ち上がっていました。聴取があったり、私が辞めた分の定常業務がどっさり降ってきたりと、彼女にも色々とほかにも心労があったのかも

 

あとがきにかえて

被害者ぶるつもりはなくて、「彼女にマネジメントを教える人がいたら」「わたしの受け流しがもう少し上手だったら」状況は変わっていたのかなとも思います。当時は本当にしんどかったけど、細々と注意された言葉遣いや、メールの打ち方は今思うと、「誰かが言ってくれてよかったな」と思うこともあります。

ただ「こんなときに有給なんて信じられない、とかいったらパワハラかなー」といった発言が多くあったのも事実で。「これパワハラかな」「パワハラって言われちゃうかも」といった言葉で帳消しにはならないことは知っていてほしいです。病気になると戻れませんから、自分が何かをした過去も変えられませんから、せめて、ひとりひとりが、自分の発言と行動には責任をもっていけばこういったことは少しでも減るのではないでしょうか。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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