【パワハラ女上司の末路】仕事没収で窓際族、そして悲惨な退職に

織田信成さんが1,100万円の損害賠償を請求したことでも話題になった『パワハラ、モラハラ』。実はパワハラらしきものを受けているけど言えない、これは違うかもしれない、と心の中で悩んでいるひとも多くおられるのだとおもいます。
自身もパワハラによる心労と過労から過呼吸をおこし、救急車で運ばれパニック障害を患い、退社したわけですが、1年経ちその後の話しがはいってきたので記しておこうと思います。パワハラで部下を退職に追いやった彼女がどうなったのか、事実は小説より奇なりとは言いますが、やったことは自分に返ってくるようです。やっぱり幽霊よりなにより、人間が一番怖いですね。
スポンサーリンク
Contents
パワハラに至った経緯
パワハラっていうのは、いわゆる会社で起きるイジメのことなんですよね。自信の加害者は、課長職を務めていた40歳の女上司でした。彼女は貿易業界に15年程いるベテランでしたが、その上の部長と折り合いが悪く、「あの部長は信じられない」「何となく嫌だ」といった事を常に吹聴していました。
ただ彼女の仕事は「今までの経験に基づく」ものにあまりにこだわりすぎていたために、「今の会社に必要」なものとは大幅にズレていたんですよね。私ともう1人の部下は話し半分に聞くようになっていったのですが、それが気に入らなかったようで、段々と私への当たりがきつくなっていきました。多分同性だから余計イライラするし攻撃しやすかったんでしょうね.. (参考記事:【パワハラ加害者の心理】漫画で学ぶ、いじめのからくり)
スポンサーリンク
どんなパワハラがあったのか
思い出したくないくらい色々あったのですが、主に、
- ミーティングでは、私の意見だけ文句をつける
- プロジェクトは裏で根回しされ、当日反対意見をドサっと出される
- 「今の子は強調性がないよね、これを言うとパワハラかな」とチクチク嫌み
- ルーティン業務が完璧でないのに、プロジェクトを立ち上げることを皆の前で批判
- 有給を取るときは、ひたすら嫌みをいう
- 大勢の前で罵倒、言動を注意する
プロジェクトについては、諦めを覚えた部長が私に委託したものが多かったので、どんな根回し (嫌がらせ) があっても結局進行するのですが、「何で私をすっ飛ばしてあの子が」…と許せなかったようです。気持ちは分からなくもないのですが、仕事なので、割り切って進めれば進めるほど、相手がイラつくという負のサイクルです。
スポンサーリンク
パワハラにどう対処したのか
よかったか悪かったか何とも言えないのですが、私はひたすら我慢をしていました。社内では殆ど愚痴は言わず、淡々と仕事をしていました。でも後から思うとメンタルをやってしまったのはこれが一番の原因だったのだと思います。「やめてください」と言わないとエスカレートし、こちらが悪口を言わないので、喫煙室で私の悪口を吹聴されると一方的に不利になる、みたいなことが何回もありました。
気付けば、オフィスにいると常に吐き気に襲われ、ミーティング中は意識が飛びそうになったり、違和感は色々かんじていました。ただ土日問わず常に仕事をしている状態だったので、ただの疲れだと思っていたんですよね。(参考記事:【パニック障害の原因】過労とストレスがマジで危険な理由)
過呼吸を起こして、救急車で搬送
担当していたプロジェクトが大詰めとなった帰り道、異様な違和感を身体におぼえ、近くの整体に駆け込みました。そこでは上司が部下をしっかりフォローしている”普通の風景”があって、とても悲しなったのです。「会社の為にやっているのに、何故上司に邪魔され嫌みを言われているんだろう」頑張った、仕事をやり抜けば、いつか認めてくれると思っていた。
でも結果を出しても責められる、有給を取っても責められる、何をしても責められる、「じゃあ私は、どうしたらよかったんだろう」。そう考え出したら泣けてきて、発狂してしまったのです。そのまま過呼吸を起こし、身体から力が抜け吐き続け、救急車で病院にたどり着きました。あのとき対処してくれたスタッフさんには感謝してもしきれません。(参考記事:【パニック障害ブログ】過呼吸で救急車搬送された話し)
スポンサーリンク
マネジメント職は剥奪(10歳下の男の子にチェンジ)
私はそのまま会社に行けなくなり退職しました。その後各々の仕事の工数計算をしたところ、彼女の92%の時間は何もしていなかったことがわかったそうです。最終的にマネジメント職は剥奪(10歳下の男の子にチェンジ)され、私が担当していたプロジェクトを「じゃあ君がやってみれば」と渡されたそうですが、とくに何も進行がなかったため、1ヶ月後に隣の部署の男の子により没収されたそうです。
手のひらを返したように、周りはひいていく
部長の声に耳を貸さず、そのために落ちてきたプロジェクトは部下がやり、「それをやる暇があるならルーティン業務もできるでしょ」と部下に押し付けた結果が、思わぬ形でかえってきたのです。部長からは「何もしなくていいので専門的な意見を時々もらえれば..」というお達しが出たそうですが、どんどん居場所がなくなっていき、周りとも気まずく、1年経たずに退職したことを部長から聞きました。
スポンサーリンク
悪口を言い続けると、結果周りは離れていく
結果私は精神的ダメージを受けパニック障害を患ったわけですが、2ヶ月はゆっくりした日々を過ごし、頑張って乗り越えたプロジェクトの功績のおかげで良い転職をすることができました。
私も悪口を言って業務をやらず、人間関係で沈んでいたらこの未来はなかったかなとおもいます。でも、パワハラ上司と、私の違いって「人にあたったか、悪口をいったか否か」だけなんですよね..悪口や嫌がらせってその瞬間はスカっとするのかもしれませんが、長くみるとメリットはなにもないし、むしろ自分の人生を棒にふる可能性もある..やはり悪いことはしないに限るのかもしれません。(参考記事:【傷病手当金とは】休職中でも給与がもらえるって知っていますか)
スポンサーリンク
あとがきにかえて
仕事が出来る人、尊敬できる上司って、大体一回心を病んだ人が多いようにおもいます。でもそこを乗り越えたからこそ、人との関わりや、力の抜き加減、うまくやっていく技を身につけられたのかもしれません。そう考えるとパワハラって仕事が出来る人へのやっかみもあるのかも。ただ「人にあたったり、文句を言ったりするなら、自分が仕事を頑張ってそこで抜きん出たほうが早いのでは」と思うのは私だけでしょうか。パワハラで悩まれている方には、続編(パワハラ上司の末路、どうして彼女は退職に追い込まれたのか)もありますので、よろしければ参考にしてください。悪魔より、幽霊より、カルマといいますか、やっぱり人間が一番怖いなという結論でした。
この記事を読んだ人へオススメの記事
- パワハラを受けたら、まず思い出したい3つのこと
- 【パワハラ, いじめの加害者の心理】漫画で学ぶいじめのからくり
- 仕事で大きなミスをしたときに、心が楽になる考え方3つ
- 【酷い言葉で傷ついたら】心が落ち着く3つの考え方
- あえて、人を傷つける人の心理と対処法
- 【パニック障害のきっかけ】前兆と思われる5つのこと
ーリンク