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【ネットワークビジネス】洗脳の恐怖|トップの言葉にある嘘5つ

2019/03/23
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

前回の記事【ネットワークビジネス】傾向者の特徴5つ|見分け方では、ネットワーカーに見られる特徴について、場面別で解説しました。こちらの記事では、ネットワークビジネス従事者に洗脳の特徴とその先を、実際の体験から考察しています。こういった特徴が見られたら、洗脳が進んでいるかもしれません。

① 「収益が出ないのはサボっているだけ、諦めんな」という嘘

入会したばかりの人が本当に稼げるのか疑問を呈すると、「力はあるのにサボっているだけ」「頑張っている人は報酬を得ているはず」「うまく販売や勧誘が出来なくて休眠している勧誘も多い」といった事を述べる上位会員がいます。そしてよく考えられないまま、すがるようにその話しを鵜呑みにして信じ呑まれていく人も多いです。

しかし実際統計で97%の従事者の収入が1万円以下という結果が出ているわけです。1万人いたら9,700人が支払ったお金は何処かに消えているのですから、参加者の殆どを「ビジネスに熱心でない人」あるいは「やり方を間違っている人」というのは不思議な話しです。このなかにいる「他の人に売ろうとしても思っていたように売れなかった」人はどのくらいいるのでしょうか….

 

② 成功すれば、「時間」な時間が手に入る

忙しい現実から逃避したいという願望が、付け入れられる隙にもなり得ることも。うっかり誘いに乗って、甘い見通しだけで仕事を辞めてネットワークビジネスに打ち込んで失敗するというケースは決して少なくありません。忙しいのは最初だけ、と思っても、自分のチーム人数が増えれば増える程、紹介の時間を割いたり、幹部会議に出席したり、セミナーを用意したり、別のタスクが増えていくことになります。

セミナーは参加必須の物もあり、土日にかぶりますので、有給が取れて、慶弔休暇も取れる会社員のほうが楽という見方も…また、チームの拡張が芳しくないと上と下の板挟みになる可能性も。ネットワークビジネスの拡張云々は、商品云々より人間関係にあります。それこそ予測できない不明確な部分で、常に人に挟まれ続ける生活を自由と呼べるのかも、人によりそうです。

 

③ 「キャッシュフロートレーニング」で強靭なメンタルが身につく

あえて金銭的にピンチな状況を作り出す事で、知恵が芽生え、稼ぐ力がつくと、キャッシュフロートレーニングという名目で、毎月5万〜15万円の高額商品を購入する団体もあるようです。自身全く気付かず、「自分で持っていたら使ってしまう。15万円で日用品を買って、師匠(教えてくれている人)にもお礼のお金が払えるのは一石二鳥」と思っていたのですが、よくよく考えるとそうでしょうか…

お金を一定額セーブする訓練なら、個人年金、定期預金といった、身元がはっきりした企業が運営する仕組みを使う事もできます。それは本当に自分が望むことでしょうか。教えてくれている人とは、いつ、どのくらい、どんなお世話になっているのでしょうか。もしかしたら、「これはいい」「ありがたい」「お世話になっている」という言葉を周りが常用しているせいで、それがいつの間にか自分の思考になってはいないでしょうか。

わたしは30万円を払いましたが、思い出すとその店の経営者と呼ばれる人には、セミナーで数回挨拶した程度でした。ほぼ何の恩もないことは、洗脳が溶けてから気付いたことです。

 

④ 上位陣と関われるチャンス(というタダ働き)

 

会員として活動寿命が長くなりやすいと言われる「きちんとした人」ですが、組織を補強する為の要因とされている可能性もあります。例えばイベントの動員セミナーの補助スタッフ、サクラといった活動など、場合によってタダ働き要員にカウントされている可能性があります。

もちろん上位会員からは、そんな事は微塵も聞かないでしょう。「誰より真剣にやっているあなたは絶対成功する筈」といった励ましの言葉がかかるかもしれません。しかし、自分の将来の為、と淡々としたその活動は、本当に稼ぐ為に必要なことでしょうか。例えそのコミュニティが何らかの法的措置を受け崩壊したとしても、それは他でも通用するものでしょうか。あなたの価値をあげてくれるものでしょうか。

 

⑤ 「成功者の思考」にあわせない限り、成功はない

マインドコントロールをされて、次第に「成功者の思考」で物事を考えるようになっていくと、「(成功者が言う)必要な投資だから」といった言い訳で支出や活動範囲などの許容範囲の上限を次第にあげていってしまう、そして気が付いた時には、お小遣いの範囲内という話しはすっかり消えて、深みにはまってしまったというケースもあります。

成功者のマインドをコピーする、それは本当に必要なことでしょうか。そのマインドをコピーしたことにより、弊害はないでしょうか。コミュニティ内で英雄になれたとして、その外に一歩出たらどうなのでしょうか。

実体験によると、このマインドとは主に、「リーダーと同じ行動・考えをすること」「話す言葉も、思考もそのまんま真似をする」というもので、第三者目線で見ると、忠誠心の高いコピー人形を作るのと変わりません。そのコピーになったことで、一体誰を自分は誰を幸せに出来るのでしょうか

 

おわりに

ネットワークビジネスで問題となってくるマインドコントロールは、正常な判断が下せなくなっている状態をいうのだそうです。他のものと比較したり社会的に正しい事なのかといった検証が出来なくなっていたり、実生活を犠牲にしてまでコミュニティや、商品に肩入れしてしまうような状況は明らかに問題です。

それまで持っていた価値観や、行動パターンを変えてまでネットワークビジネスの活動に打ち込み始めるというのは、一般的な宣伝やマーケティングの範疇からはみ出し、マインドコントロールを受けている可能性があります。

自分が騙される筈はない、と思っていても、コミュニティの中にどっぷり浸かると、些細な違和感すら感じなくなっていってしまうのが怖いところです。洗脳が過ぎると、「自分は良いことをしている」「良いものを勧めている」「否定する人のほうが間違っている」といった極端な思考パターンが生まれてきます。

些細な違和感を見て見ぬフリをせず、変だなと感じたら周りに相談をする、怪しかったらそれ以上近付かない、しっかりと断る勇気を社会では持つ必要があるのかもしれません。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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