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【ネットワークビジネス】自力で洗脳を解いた2ヶ月のこと

2019/08/30
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

 

はじめまして、Naaya(@GogakuKimamani)です。本業は通訳・翻訳、その他カウンセラーなど、語学に関する様々な仕事をしています。正社員で働いていた時パワハラにあい、あれよあれよと流れ着いたマルチ商法。巧みな心理トリックにより、洗脳にかかり30万円の高額商品を購入。

前回の記事【ネットワークビジネス】洗脳と解き方|マインドコントロール下の思考例では、コミュニティに関わり、洗脳が進んで場合に起こり得る思考の変化について解説しました。こちらの記事では、違和感に気付いてから、朦朧としながらも、自力で洗脳を解いた方法を記載していきます。

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被害損額は現金30万円

  • 関わった期間:約6.3年 (2013年5月〜2018年12月)
  • 活動期間:8ヶ月 (2017年2月〜12月)
  • 使ったお金:30万円

ものの見事に、自分のメンタルトレーニングだと信じて高額な商品を購入した訳ですが、ノーブランドなので転売は出来ずオーガニックというものの、成分はラベルに書いておらず。そんな違和感すら感じなかったのは、洗脳の為でしょう。考えてみれば、身体を壊したら元も子もないといって、サプリメントの大切さ、巷の製品がどれだけ危険か、みたいな事も雑談レベルで話されていて、自分でも無意識のうちに納得していたのですね。

私は組織内の人の上の人と付き合っていた為、「やりたくないなら、やらなければいい」「自分で選んでここに来たんでしょ」「大事だよー、これをやっておくとバカなお金の使い方をしなくなるからといった言葉もプライベートで貰っていて、全て信じていたんですよね。

全部嘘だったのかなあ、それとも本気だったのかなあ。

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ネットワークビジネスの洗脳から抜け出した方法

 

① 忙しい日々を辞め、コミュニティから距離を取った

コミュニティを辞めてから仲間との関わりの極力避けて、自分の時間を取るようにしました。テレビも見て、ネットも見て、予定がない日は実家に帰り、会社も休まずいくようにしました。会社に行かないと、不安に押し潰されそうになったのと、このまま社会から離れてしまっては危険だと本能的に感じていたのです。

さいわいにも貿易系職種の正社員を辞め、一般企業に派遣で入っていたこと。英語専任の特殊なポジションだったため、仕事はあれど程良く放っておいてくれて居心地がよかったんです。成果がないと見向きもされないマルチの世界とは真逆でした。次第に、例え桁違いを稼げてもあの生き方(マルチのお金で生活)は嫌だ、と思う様になっていきました。

 

② 自分の倫理観を何処に合わせるべきか、ひたすら見つめ直した

洗脳の怖いところは、自分が良しとしている概念がいつの間にか塗り替えられていることです。普通ならば、「ありえない」と思うところにも、疑問を感じなくなっていく。この概念の差、冷静にひとつひとつ埋めていきました。

自身すぐに洗脳が解けなかったのは、上の立場の人と付き合っていたからで、「この人が選ぶなら、マルチはもしかして悪い物ではないのかも…」と何処かで思っていたからだと思います。ただ色々調べていくうちに、人柄も親切で良く信頼のおけそうな人物、一見まさかあの人は違うだろうと思われている様な人こそ、プロのネットワーカーが装うべき姿という文章を本で見つけ、少しずつ冷静になっていきました。

 

③ 正誤は分からないので、価値観は自分が信じたい方へ

8ヶ月近くもその概念の中で生きていたわけなので、「でもあの人たちは悪くない」「あそこにいたら収入があがったのだろうか」という概念が定期的に襲って来ました。何度も繰り返して思ったのは、人がどう考えているか結局のところはわからない、ということです。ならば、せめて自分は自分が望む概念を信じようと。

自分がプロのネットワーカー的な活動をしていても、それに対して、自分の活動が「素晴らしい」と信じている無自覚な人も多く存在しているそうです。そういった人は「自分が陥れた人に関しての責任、不正や、自らが行なっている不法行為は無視して無邪気に振る舞う」ので、「悪い事をしている様には見えない」と周囲を錯覚させてしまうのだそう。

 

④ 消費者生活センターへ連絡し、自分の気持ちに折り合いを

消費者生活センターから「騙されましたね」という言葉を聞いて目が冷めました。

私がやめた一番の理由は、「勧誘行為への嫌悪確かに桁違いの年収は稼げるかもしれない、でも、その一方で犠牲になる人も桁違い生み出すことが怖かった。そこを言わずに稼ぐ覚悟はあるか」と「やり方を知りたいなら教えようと仲間に言い続ける人生が怖かったのです。

 

洗脳を解くのに一番効果的だったこと

洗脳を解くのに一番効果的だったのは、自分の解釈が、一般とされる倫理とどう違っているのか、ひとつひとつ紐解くことでした。中でも一番助けられたのは、Kindle unlimitedで見つけた、「ポジティブシンキングは今すぐやめなさい あおたけふみ著」という本です。ネットワークビジネスの手口から洗脳方法を事細かに書いた本で、私が関わった出来事の全てが客観的な意見とともに記載されていました。著者は消費者生活センター関連のようですが、詳しい事はわかりませんが、この本に出会えていなかったら、また変なビジネスに走っていたかも。

 

 ネットワークビジネスで月収100万を稼ぐのは、僅か0.4%

統計から見ると月に100万円以上を稼ぐ人の割合は0.4% に過ぎず、 単数字だけを考えれば 1万人に4人です。このクラスの人は運営側が多くを占めるでしょうから、一般参加者がネットワークビジネスで大金持ちになるというのは数値的にも難しいことが見えてきます。ただ、「成功率でやるかやらないかを決めるのは会社員の考え」だとか、「収入だしてから言えば」といった事を逐一言われると、段々何も言えなくなっていくんですよね..

 

 

あとがきにかえて

桁違いの年収を稼ぐ。ほんの僅かの可能性を信じて、身を投じる人がいる。そのお金で生活していく事は、自分にはどうしても人を騙しているようにしか思えなかった脱サラと言いつつ、チームが拡張するほど抜けられなくなっていく。海外旅行、豪華なマンション、ブランド物、そのお金は何処から来ているのだろうか。どれほどの人から「普通の幸せ」を奪ったのだろうか

確かに皆、「自分が決めて入った」のかもしれない。でも、過度に不安を煽り、夢を見せ、あたかもその道が天道であるかのような状況を作り、コミュニティから抜けられなくなっていくそのカラクリは、仕組みは、誰を幸せにするのだろうか。私と彼、個人だけならまだしも。子供ができたら、子供を、そのお金で育てるのって、どうなんだろうか。

人の分だけ解釈があり、正誤は誰にもわからない。だったら、せめて、自分が信じる道を、ありたいとおもう倫理観を持って社会とともに暮らしていきたいと私は思います。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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