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【経営塾を語ったマルチ商法】自力で洗脳を解いた2ヶ月のこと

2020/09/17
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

正社員で働いていた時パワハラにあいあれよあれよと流れ着いたマルチ商法巧みな心理トリックにより、洗脳にかかり30万円の高額商品を購入。こちらの記事では、違和感に気付いてから朦朧としながらも、自力で洗脳を解いた方法を記載していきます。

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被害損額は現金30万円

  • 関わった期間:約6.3年 (2013年5月〜2018年12月)
  • 活動期間8ヶ月 (2017年2月〜12月)
  • 使ったお金30万円 (+活動費20万強)

分のメンタルトレーニング、教えてもらうことへの感謝だと信じて高額な商品をアッパーから購入した訳ですが、ノーブランドなので転売は出来ずオーガニックというものの、成分はラベルに書いておらずそんな違和感すら感じなかったのは洗脳の為でしょう。

考えてみれば身体を壊したら元も子もないといって、サプリメントの大切さ、巷の製品がどれだけ危険か、みたいな事も雑談レベルで話されていて、自分でも無意識のうちに納得していたのですね。

皆して「やりたくないなら、やらなければいい」「自分で選んでここに来たんでしょ」「大事だよー、これをやっておくとバカなお金の使い方をしなくなるから」というので、そういうものかと信じるようになっていました

全部嘘だったのか、それとも本気だったのか…..

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ネットワークビジネスの洗脳から抜け出した方法

① 忙しい日々を辞め、コミュニティから距離を取った

コミュニティを辞めてから仲間との関わりの極力避けて、自分の時間を取るようにしました。

  • テレビも見て、
  • 便所の落書きといわれるネットの書き込みもみて
  • 予定がない日は実家に帰って、地元で普通の人と過ごし、
  • 社も休まずいくようにしました

会社に行かないと不安に押し潰されそうで、このまま社会から離れてしまっては危険だと薄々気づいていたのでしょう。アッパーの意向で正社員は辞めて一般企業に派遣で入っていましたが、専任の特殊なポジションだったため、仕事はあれど程良く放っておいてくれて居心地がよかったのです。

成果がないと見向きもされないマルチの世界とは真逆でした。睡眠不足からも開放されたので、昼間は会社の人たちとランチをしてふつう〜の話をすることもできるようになりました。後ろ髪をひかれていたものの、次第に例え桁違いの金額を稼げてもあの生き方(マルチのお金で生活)は嫌だ、とおもうようになったのです。

 

② 自分の倫理観を何処に合わせるべきか、ひたすら見つめ直した

洗脳の怖さは、自分が良しとしている概念がいつの間にか塗り替えられていることです。普通ならありえないと思うところにも、疑問を感じなくなっていくのです。この概念の差を、冷静にひとつひとつ埋めていきました。

すぐに洗脳が解けなかったのは、皆が「ふつうに良い人」だったからだとおもいます。騙そうとしているわけじゃなく、トップの意に反して「本気で稼ぎたい」「良いものは皆で共有したい」と思っているので、抜けることはその気持ちを踏みにじる事のような気がして悶々としてたのです。

ただ色々調べていくうちに「人柄も親切で良く信頼のおけそうな人物、一見まさかあの人は違うだろうと思われてる、人こそプロのネットワーカーが装うべき姿」という文章を見つけ、少しずつ冷静になっていきました。

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③ 正誤は分からないので、価値観は自分が信じたい方へ

8ヶ月近くもその概念の中で生きていたわけなので、「でもあの人たちは悪くない」「あそこにいたら収入があがったのだろうか」という概念が定期的に襲って来ました何度も繰り返して思ったのは、人がどう考えているか結局のところはわからない、ということです。ならば、せめて自分は自分が望む概念を信じようと。

自分がプロのネットワーカー的な活動をしていても、それに対して、自分の活動が「素晴らしい」と信じている無自覚な人も多く存在しているそうです。そういった人は「分が陥れた人に関しての責任、不正や、自らが行なっている不法行為は無視して無邪気に振る舞う」ので、「悪い事をしている様には見えない」と周囲を錯覚させてしまうのだそう。トップは意図してそう洗脳をかけているのかもしれませんが、ハマると抜け出せなくなるので厄介です。

 

④ 消費者生活センターへ連絡し、自分の気持ちに折り合いを

自分で判断ができなかったので、品川区の消費者相談センターへも電話をしました。結構長い時間、馴れ初めからどういう活動が行われていたのか、お話しさせていただき、「素直だったんですね…騙さましたね」という言葉を聞いて目が冷めました。ただ法的にセーフラインをいっているようなので違法ともいいきれず、「フェードアウト」して「今後一切関わらない」ことが一番だと助言いただきました。

私がやめた一番の理由は「勧誘行為」への嫌悪です。

確かに桁違いの年収は稼げるかもしれない、でも、その一方で犠牲になる人も桁違い生み出すことが怖くなりました。ダークな部分は一切いわずに洗脳にかけていって「稼ぐ覚悟はあるか」と「やり方を知りたいなら教えよう」と仲間に言い続ける人生が怖かったのです。

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洗脳を解くのに一番効果的だったこと

洗脳を解くのに一番効果的だったのは分の解釈が、一般とされる倫理とどう違っているのか、一つ一つを紐解くことでした。ひとつずつ洗脳された概念を「一般的なもの」に戻していったのです。なかでも一番助けられたのはKindle unlimitedで見つけた「ポジティブシンキングは今すぐやめなさい あおたけふみ著」という本です。

ネットワークビジネスの手口から洗脳方法を事細かに書いた本で、私が関わった出来事の全てが客観的な意見とともに記載されていました。著者は消費者生活センター関連のようですが、詳しい事はわかりませんが、この本に出会えていなかったら、また変なビジネスに走っていたかも….と思うとゾッとします

 

ネットワークビジネスで月収100万を稼ぐのは、僅か0.4%

(作成:筆者 参考:ポジティブシンキングは今すぐやめなさい あおたけふみ著)

統計から見ると月に100万円以上を稼ぐ人の割合は0.4%に過ぎず、 単数字だけを考えれば 1万人に4人です。このクラスの人は運営側が多くを占めるでしょうから、一般参加者がネットワークビジネスで大金持ちになるというのは数値的にも難しいことが見えてきます。

ただ「成功率でやるかやらないかを決めるのは会社員の考え」だとか「結果だしてから言えば」といった事を逐一言われると、段々何も言えなくなっていくんですよね.. 日本によくある同調圧力をうまく洗脳に利用してるのかもしれませんね…

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あとがきにかえて

桁違いの年収を稼ぐ。ほんの僅かの可能性を信じて身を投じる人がいる。お金で生活していく事は、自分にはどうしても「人の弱みに漬け込んで甘い蜜を吸っている」ようにしか思えませんでした脱サラと言いつつ、チームが拡張するほど抜けられなくなっていく海外旅行、豪華なマンション、ブランド物、そのお金は何処から来ているのだろうか。

どれほどの人から「普通の幸せ」を奪ったのだろうか

確かに皆「自分が決めて入った」のかもしれない。でも、過度に不安を煽り、夢を見せ、あたかもその道が天道であるかのような状況を作り、コミュニティから抜けられなくなっていくそのカラクリは、仕組みは、誰を幸せにするのだろうか。私と彼、個人だけならまだしも。子供ができたら、子供を、そのお金で育てるのって、どうなんだろうか。人の分だけ解釈があり、正誤は誰にもわからない。だったらせめて自分が信じる道を、ありたいとおもう倫理観を持って社会とともに暮らしていきたいと思うのでした。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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