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私がフリーランスではなく、社内通訳であり続ける理由

2019/12/10
 
社内通訳になって思うこと
この記事を書いている人 - WRITER -
バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

 

はじめまして、英語関係の仕事を複数持ち生計をたてているNaaです。その中でも収入のメインにしているのが社内通訳・翻訳です。一般的にあんまり「社内通訳のなり方」って聞く機会がないですよね。私もこの仕事に就くまでこのポジションがあることは知りませんでした。ということでこの記事では、社内通訳の給料、稼働時間、働き方など、一般企業で働く社内通訳のリアルをまとめてみました。

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社内通訳って正社員?それとも派遣?

私がフリーランスではなく、社内通訳であり続ける理由

雇用形態ですが正社員のポジションは少なく、「契約」と「派遣」が多いです。理由としては常に商談があるわけじゃないので、常駐ではなく時短だったり、週3日だったりとフレキシブルに雇う会社が多いのです。ただ社内通訳には、大きく分けて、

  • 対面会議 
  • テレビ会議 

の2つがあるんですね。対面の場合昼間なことも多いですが、アメリカや南米とのテレビ会議になると、夜23時〜、朝8時〜といった、イレギュラーな時間に行われることもあるので、そこらへんは柔軟な対応が必要になったりもします。

 

社内通訳の年収ってどのくらい?

社内通訳の年収ってどのくらい?

ざっくりと計算して「社内通訳」だけを専任とする場合、月給は238,000円~350,000円くらいが相場です平均年収は285万~420万(※)くらい。ちなみにヘッドハンティングで頂く外資の専門職(サプライチェーン周り)求人の給料が500万~950万くらいなので、社内通訳だけ(※2)より、「語学 x 何らかの専門分野」を持っている人のほうが給与は高いようです。

(※) 勤務時間によって前後します (※2) 大抵の場合翻訳業務・その他の英語関連業務も含んでいます

 

社内通訳になるメリットをざっくりと

社内通訳の年収ってどのくらい?

フリーランスへの足がかりとなる

この業界は、フリーで出来るお仕事がたくさんあります。そのため企業に属していても、自分の時間がほしかったらフリーの仕事をいれられたり「決まった場所で、決まった時間仕事をする」という縛りからは解放されます(あまり正社員案件はないですが、正社員で副業不可の場合を除く)

週5会社に通う、という概念からの解放

「週5フルで会社に通う」という生活が変わって行くこと。常に商談があるわけじゃないので、フルでというよりは案外時短だったり、週数回だったりといったフレキシブルな案件が多いのですね。ただ高いレベルが求められ続けるので、ポジションについてからも、英語も自治も日々勉強が必要です。

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フリーランスと、会社員どっちがいいの?

社内通訳になって思うこと

通訳の仕事って、どんなイメージがありますか。フリーランスで好きな仕事を取っていくイメージでしょうか?私は実は反対で、フリーの翻訳は請け負いますが、基本的にフリーの通訳はやりません唯一やっていくとしたら、有事のときに出向する自衛隊の通訳か(来年申請予定)個人的に付き合いのある企業様の依頼かそれにはいくつか理由がありますのでご紹介します。

 

私がフリーランスにならない理由

① フリーだと、前提あわせが大変!

社内通訳になって思うこと

ピンポイントの通訳(1日通訳)って難易度がかなり高いのです。普段から会社にいると、その会社の商品・サービスの知識、契約の経緯から、特徴など色んなことがわかりますよね。なので常駐の場合、わからないことがあっても蓄積した知識で補填できるのですが、外注の通訳は毎回それがイチからです。前提あわせが大変なのと、労力を使うので、わたしは会社に属する方がやりやすいのです。(これが出来てしまうのが一流の通訳さんだとおもいます、ほんとにすごいです)

 

② 数社の単発仕事より、ひとつの会社の仕事を継続したい

社内通訳になって思うこと

単発の仕事だと常に本番ですが、一般企業に属していると翻訳、書類チェック色々な仕事があります継続しないと英語力はどんどん落ちていきますので、どうせ英語に触れるのであれば、お金を貰いながら勉強できたほうがお得だなと思うのです(あと自分で仕事を探す手間が省けるので、若干小心者のわたしには経済的にも精神的にもこっちのほうが楽だったりもします)

 

③「英語」の仕事だけにフォーカスしたい

社内通訳になって思うこと

有名な通訳になると事務所を持ったりできるのかもしれませんが、新米は自分ひとりでお金やスケジュールの管理、営業や、先方とのやり取り諸々をやる必要がありますこの工数を考えると、会社に属してピンポイントで「通訳だけ」「翻訳だけ」をやらせてもらったほうが、トータルでみるとコスパがいいのです。

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④組織に入ることで、大きな仕事に携わるチャンスが増える

社内通訳になって思うこと

フリーランスですと、自分で仕事を選ぶと情報が偏ります組織に属すると好きな仕事だけはできませんがいま社会のトレンドが何に向いているか、即座に知ることができます(能力がある人はもちろんフリーでもできるとおもいます)

また個人では取れないような大きな案件に携われることも。国が関わるような会議にも入ったり、思わぬチャンスを掴みやすいのです。自身も始めたばかりのころ、国が関わるレベルの通訳に入ったことがありました個人で秘密保持契約を書くレベルの大型契約です。これは(わたしが)フリーランスでやっていたら、出会えなかったでしょう。

 

社内通訳はけして夢ものがり、ではない理由

企業が求めているのは「経験があって求められる仕事ができる」ひと

逆にいうとそういった人材になればいいのです。自身が最初に目指していたのは、日英両方が同じくらいに使えるバイリンガルでした。なぜなら通訳者はその先にある、夢のまた夢だと思っていたからです。しかし実際ポジションについたとき、どの肩書きを持っていたわけでもありません。

でも幸い海外取引に7年以上携わっている、といった経験値もあわさり、オファーを貰えるようになっていきました。いまはきちんと実力をつけていけば難しいものではない、と思っていますそれから、通訳学校を出ている、帰国子女、バイリンガル、といった肩書きも関係ないことに気がつきました。

社内通訳になるために大切なもの

社内通訳になって思うこと

通訳になるために最も大切なのは、結局「なりたいという気持ち」と「踏ん張り」なのだと思います。道のりは長いし、険しいです、伸び悩むことだってあります。大事なのは、そこから何を学び、どんな行動を起こすかです。自身も正直大学生の頃にこの仕事をしていることは想像できなかったです。勉強ばっかりしてるねーと小バカにされることだってありました。でもいまは好きな仕事だけで稼げて、生活ができている、こんなに幸せなことはありません一定期間、苦しくても負荷をかけて本当に良かったと思っています。(もちろんまだまだ通訳としては未熟者でして、実践しつつ日々勉強、弱点を見つけては克服の毎日ですが..)

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まとめ

社内通訳になって思うこと

というわけで社内通訳のリアルをまとめです。

  • 社内通訳の雇用形態は、正社員より派遣/契約社員のほうが多い
  • 平均年収は285万~420万くらい(※ 勤務時間と契約・仕事内容によって前後)
  • 柔軟に働けるので、時間の縛りがゆるくなり、
  • 努力によってはフリーランスの仕事も取れるようになる
  • 企業が求める「英語力」と「経験」を身につければ決して夢物語ではない

ということでした。実は手に入る場所にあるのに、手に入れ方を知らかったがために、うろうろ闇雲に走ってばかりだったそんな過去の自分の苦い経験から、この記事を書くことにしました。

社内通訳になって思うこと

少しでも誰かの希望になれば嬉しいです。そしてフリーランス通訳で生計を立てている方については、本当に尊敬の念でいっぱいでございます。もし興味のある方がいたらとても嬉しい、一緒に世界を舞台に働けることを、心から楽しみにしています。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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