絵画

絵画や神話・物語

【信念を貫き自己破産】巨匠レンブラントの光にひそむ影(前編)

亡くなる最期まで描きつづけた光と影の魔術師、巨匠レンブラント。途中から注文が減ったのは「顧客の要望通り」ではなく、彼が「芸術の極み」を目指しつづけたからでした。しかし誇り高き信念がなければ、彼の光がここまで輝くことはなかったのかもしれません...
絵画や神話・物語

『 ロザリオを持つ老女の肖像画』にこめられた悲しい物語

ロンドン・ナショナルギャラリー展に所蔵されている、ポール・セザンヌの『ロザリオを持つ老女の肖像画』。険しい顔でうつむいた拳を握りしめた老婆からは、怒りなのか悲しみなのか、抱えきれない感情が溢れ出している。今日はこの絵画に込められた意味と魅力...
絵画や神話・物語

無垢の象徴【クリヴェッリの聖エミディウスを伴う受胎告知を優しく解説】

ルネサンスの”奇才の画家”が巨大カンヴァスに描いた、超絶細密な受胎告知。パッと目を引く色鮮やかさ、そして繊細にディティールが描かれた圧巻の絵画です。右側に描かれている透明感溢れる美女が聖母マリア、その前にいるのが天使ガブリエル。まるでいまに...
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呪われた王室

ハプスブルク顎としゃくれにまつわる現代の研究まとめ【最も繁栄した王族の闇 】

長い間ヨーロッパでは血縁者間の結婚が一般的でありましたが、危険を顧みずこの慣習を取り入れその悲劇を被った王家こそスペインのハプスブルク家です。彼らがスペインを支配していた184年間 (1516年から1700年) に行われた結婚11組のうち、...
絵画や神話・物語

【愛の寓意をわかりやすく解説】ブロンズィーノが描いた憂いの欺瞞と愛欲

1545年頃、ブロンズィーノによって描かれた愛の寓意。これは寓意画という、色々要素 (たとえ) をいれこむことにより、絵画に物語を吹き込むスタイルの作品ですね。今日はこの意味ありげで、複雑な作品をわかりやすく解説していきます。
フランスの歴史

【絵画でみるフランス革命】ツケを払うことになった国王一家の末路

自由のために民衆が立ち上がったのが『フランス革命』。しかしその実態は、貴族は憎しみの的になり、正義の名のもとに大虐殺が起きたりと混沌な時代であり、しばらくは喪服の人が絶えないほどに不幸が重なった時代でもありました。この記事では、フランス革命...
絵画や神話・物語

【本当は怖いドガの踊り子】オペラ座は上流階級のための娼館だった!?

いまや紛れもない芸術となったバレエですが、当時は少し認識が違っていました。オペラ座は上流階級の男たちのための娼館という側面をもち、そこに常駐していた娼婦こそ、この美しい彼女たち (踊り子)だったのです。この記事では、ドガが描いた当時の風景を...
フランスの歴史

【フランス革命とは結局何だったのか】わかりやすい世界史

自由のために民衆が立ち上がった市民革命。しかしその実態は、貴族とみれば憎しみの的にされ正義の名のもとに強盗殺人が起きるわ、王妃の寝室に狂気を逸した暴徒がナイフをもって押し寄せるわ、地獄絵図のような出来事が各地でおこった時代でもありました。 ...
その他

【フェルメール ヴァージナルの前に座る若い女性】に秘められた物語

フェルメールが描いた、若い女性の静かな喜びを音楽と調和させた優しく魅惑的な一枚「ヴァージナルの前に座る女性」。静かに椅子の中でわずかに身を乗り出して動こうとせず、どこか同情的な表情でこちらに視線を向ける。今日はこの絵画に暗示されたものと魅力...
その他

【信念を貫き自己破産】巨匠レンブラントの光に潜む影 (後編)

純中満帆にみえた画家の人生に、大きな影がチラつき始めた。こちらの記事に続く、後編です。 レンブラントの信用を大暴落させた、女性スキャンダル 乳母のヘールチェ・ディルクスを愛人にするが ティトゥスの乳母としてレンブラントに雇...
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