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【英語女子の年収と働き方】なぜ通訳・翻訳の道をいくのか

 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

あんまり身近なひとの年収とか、貯金とかってわからないですよね。自身も新卒のとき、転職を決意するとき、本当にこの道でいいのかを確認するためにも、先を行く先輩がいたら、教えてくれる人がいたらと何度も思ったものです。ということで、この記事では「英語で生計を立てる生活」のリアルを公開したいとおもいます。

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前置き (必要ないひとはスキップ)

前提として、この記事は何が良い、悪いとか、何かを推すためのものではありませんただ、

  • 今やっていることが5年後の自分をつくること
  • 口にしていると、そうなるように自分が動いていくこと

は経験上、事実だとおもいます。大小関係なく、いつだって自分の決断が未来をつくっていくのです。こうなりたいかはまた別として、「こういう道を通ると、こうなるよ」というサンプルの一つを知って、だったら自分はどうしたいのか、考えるきっかけになったらなと思います。

 

「安定した仕事」の代わりに、「自由」を預けた正社員生活

 

中小企業のジレンマ、大企業の不満

元々は「違う慣習の国々が、同じルールを守ることで物を売買する」という面白さから貿易の虜になり、正社員で5年半ほど勤め、三角貿易、加工貿易、グローバル物流の構築と、その道を極めていったわけです。

最初にはいった中小企業には海外支社がなかったので、現地企業と「代理店契約」を結び、ビジネスをしていくわけです。よく言えばチャレンジできる環境、生き残るためになんとしても案件を掴みたい、そのために共通言語である英語をつかって毎日四苦八苦正直安定していて、「現地に支社がありますので」と、サラっと言える大手がひたすら羨ましかったのです、が。

大きな会社に移ったらまた違う不満がでてきたのです。羨ましかった「日本支社」には「日本から出向している海外駐在員」がいるので、会話は日本語になるわけです。また取引先もそこそこの規模になるので、調達先の工場を見つけたとしても担当者が日本語を話せる、か、現地語を話せるアジア系の方をポジションに当てるわけで、分業、社内調整、日本語に埋もれていくようになりました。結局隣の芝生は青く、会社を変えれば不満が解消される、ということはなかったのです。

 

外資系企業にいくなら、日本企業がいい

このままじゃ英語力も薄れてしまう、どうしようと考えた結果、プライベートはほぼ外国人の友達と過ごすようになりました。大企業では人間関係もゴタゴタしていたので、念のためにビズリーチにも登録すると、外資と、内資問わずヘッドハンティングを頂けるようになり、いっそ外資にいこうか迷いました。貿易の仕事は、どこも似通ったもので転職に戸惑いはなかったのですが、元マッキ◯ゼーにいた上司にそのまま伝えると、返ってきたのは、

  • 外資は支社、能動的に動きたいなら「本社」に勤めたほうがあうのでは
  • さらに経営が傾いたら、一番先に切られる可能性があるのも注意

という客観的で、意外な意見でした。以前、「海外と日本の違い」を記事にしたのですが、外資といえば「人間関係があっさりしている」「成果主義で、残業なし」などといったイメージもありますが逆に「主張しないと無き者になる」「仕事は自分で取りに行かねばならない」といった葛藤が生まれたりもするのです。(※ 会社によりけりで、日本企業のようなところもあるようです)

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「どう生きていきたいのか」、本気で考えてみた

直視したくない、正社員の現実を洗い出

正社員だけど福利厚生はほぼなく、将来が保証されているわけでもない28歳で年収450万は悪くないけれど、その分残業代はでないし、家から遠隔で仕事をすることすらある。帰りは10時で寝て起きたらまた会社なのに、土日にある会社の行事や旅行は半強制で出席。携わってきたプロジェクトだって、社長の一声で半年分が水の泡。

働き方改革は、「過労死防止、早く返ってリラックスしよう」ではなく、「将来日本の年金はどうなるかわからないから、副業Okにしたよ、だから自分で生き抜く力をつけてね」という意味にとれたのです。それなら、パワハラがあっても、過労で倒れても、歯を食い縛って、いい会社に勤め続けるというレールにしがみつくことは意味があるのだろうか、そう考えるようになったのです。

 

語学で生きていく、という新たな選択肢

自分とパソコンさえあれば生計が立つ、そんな仕組みがあったらいいのに、そうしたら子供が出来ても、旦那さんに気を使わず自分らしくいられるのに。何か方法はないだろうか、東京にある通訳学校ISS Instituteでトライアルテストも受けたりもしました。でも私は「お金を払って勉強」したいのではなく、「知識をお金に変えたい」ことに気付いて、思い直したのです。

人づてに色々な話しを聞いたけど、わたしが思うような働き方をしている人はいませんでした。でもそのとき思ったのです、前例がないなら(知らないなら)、もういっそ、自分で作りあげていけばいいと。

 

英語に、付加価値を掛け合わせるこおでオンリーワンに

人生をドラクエとか、ゲームに例えるとわかりやすいのですが、世界で一番優れた剣を持つより、良い剣、良い銃、良い盾、良い馬と「ちょっと優れたもの」をいくつも持っていたほうが実際は強かったりするものです。

「英語」という観点でみると、日本語ネイティブは、英語ネイティブには敵わないし、それどころか生粋のバイリンガルもたくさんいるわけです。しかし自分が持っているほかの武器を組み合わせていくと、先ほどと同じく、強さ(社会での希少価値)はぐっとあがるのです。

百獣の王・武井壮さんが「大人を育てる学校」という動画で、「求める人が多くて、希少性が高いものほど価値が高い」とおっしゃっていましたが、まさにそういうこと。それを考えたとき、自分のなかにあった「通訳・翻訳(をフリーランスでそれだけやる)」という概念に縛られることはやめて、新たな自分の肩書きを作ればいい、そう思ったのです。

 

具体的にいうと、

それは、

  • 使えるビジネス英語講座でもいいし、
  • 通訳・翻訳でもいいし、
  • 海外マーケットの調査でもいい、
  • 就活や英語関係の講演でもいい、
  • コラムでも、物書きでもいい、

通訳・翻訳を主軸として、でもそれだけやるのではなく、海外取引・SEO対策ライティングなどをまるっと全て引き受ける、そしてそれはひとつの企業だけではなく、興味のある企業からはどんどん業務委託をうけていく、そんな生き方もありじゃないかとおもったのです。

 

伝えたいのは、既存の考えに縛られる必要はないということ

もちろん自由には責任がセットでついてきます。うまくいっても、いかなくても、その結果は自分に返ってきます。でも「これしかない」「これがなきゃダメだ」「正社員を辞めたら、戻れない」と萎縮して生きるのは、とてももったいないとおもうのです。

やりたいこともある、年齢だってまだ若い、でも失敗したくない、変化が怖い、だから「いまだって悪くない」と我慢していく。なんだかよくわからないプレッシャーのなかで、毎日会社我慢していく、でもそんなとき、「他の生き方も(探せば)あるよ」ということだけは頭のなかにいれておくといいのかな、とおもいます。具体的に自分にはどんな選択肢があるのかを知ることで、案外「やっぱりこのまんまでいいや」「この生活も満ち足りている」と逆にすっきりすることもあるようです。

 

なぜ、フリーランスにならないのか

 

理由① メイン業務に集中したい

 完全にフリーになると、

  • お金の管理
  • 仕事の数調整
  • 事務仕事

が増えて、タスク、時間の両面でメインの仕事を圧迫します。それから働く場所も、自分で探さなくてはいけないので意外にカフェ代など雑費がかかるのですね。家でやってもいいんですが、ずっとひとりでいると情報鎖国になります。それを考慮すると、「会社(行く場所がある)」ことは案外ありがたいことで、ある程度組織に属して、新しい情報・世界に関わり続けていたほうが結局楽しかったりします。

 

理由② 社内通訳・翻訳の位置にいたほうが、効率よく稼げる

一番大切なことは、「自分が好きなときに働くこと」なので、最近は週3,4回、派遣で社内通訳・翻訳を、あとはフリーの翻訳や、ライター、ブログやコラムを書いたりして過ごしています。派遣の給与を一旦ベースとして、フリーの仕事は月収が30万前後になるよう調整しています。

契約は週5勤務ですが、派遣先と交渉して、「休みたいときに休んで、会社にいて仕事がないときは、好きなことをしていて良い」という条件をつけさせていただきました。空いた時間は次の機会に使えるよう英語の勉強をしたり、その業界の言葉・仕組みを覚えたり、お金をもらいながらも自分と会社(クライアント)により有益なものを提供できるよう時間を使っています。

契約云々はえこひいきでもなんでもなく職業柄のイレギュラーで、その代わり深夜、早朝のテレカンは業務時間外でも参加したり、多部署に貸し出されたり、持ちつ持たれつですね)

 

フリーランスではなく、「フリーな状態」でいたい

端的にいうと、わたしは「フリーランス」になりたいのではなく、「自分がフリー」でいたいのです。ちなみにこの自由を英語であらわすと、「Liberty」。Freeは何の制約もない状態をイメージしますが、Libertyは自分から掴みにいく自由といったイメージがあります。その分仕事のクオリティは担保しますし、締め切りは石に齧りついても守る、どんな状態でも、お互いにwin-winな状態でいたいと思うのです。

 

あとがきにかえて

仕事は、「自分が価値を提供して、その分の対価をもらうことです。その本質がわかっていれば、たとえ会社という枠から外れても割と楽しくやっていけるのかなとおもいます。この道を進んでいくと、分かり合える人が減って、土日に同級生ともあわな(というか共通の話題、分かり合えるポイントがな)くなっていくのですが、新しい出会いも、日常も確かにあって

変えられない大切なものがあるから、変わっていく日常も当たり前なんだって改めて思いました。過去の思い出は心にしまって、これからくるだろう未来と出会えるひとたちを大切にしていきたいとおもいます。そしてこの記事がまわりまわって、ぜひ、若い人に、なにか参考になればと思います。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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