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【通訳になりたい】英語が好きなら目指すべき、社内通訳とは

2019/04/20
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

 

英語関連の仕事で生計をたてているNaa(@Gogakukimamani)です。一般企業の社内通訳をしつつ、人脈やクラウドワークスを活用し、フリーの仕事をいくつか掛け持っています。ネットで「通訳になるには」と検索すると色々な記事がでてきますよね。「通訳学校に通う」「海外の通訳学校へ留学」など、方法は色々今日はそのなかの選択肢のひとつ、「社内通訳」という職業をご紹介したいとおもいます。

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社内通訳は「通訳学校」に通わなくてもなれる

通訳学校のサイトや、通訳講師・卒業生のブログを見ると、「通訳の基本的なスキルを身につけるために学校へ通おう」ことは必要だと書いてあります。基礎は大切なので、それを否定するわけじゃないです。

ただですね、社内通訳が他と違うところは「求めるもの」が企業によって違うところです。人間がやる以上、クオリティにはバラツキが必ずといっていいほど出てきます。このバラつきが「報酬」に比例するわけですが、「国際会議で同時通訳ができるレベルの通訳者」を求める企業もあれば、「必要に応じてサポートしてくれる通訳者」を求める企業もあるんですね。

 

どんな求人があるかを知って、自分の目指すレベルを見つけよう

通訳(つうやく、英: interpretation)とは、書記言語ではない二つ以上の異なる言語を使うことが出来る人が、ある言語から異なる言語へと変換することである。つまり一般的には、異なる言語を話す人たちの間に入り、双方の言語を相手方の言語へと変換し伝えること

(通訳とは Wikipediaより引用)

通訳募集要項を見るとわかりやすいのですが、レベルも会社によりけりなのです。

実際の通訳求人案件を4つほど見てみましょう。

 

通訳求人例①  時給 2,200円

  • 通訳:20% 電話会議・TV会議・商談時の通訳(外出有り)
  • 翻訳:60% 化粧品、中国語の記事、提案資料PowerPoint・マニュアル等の翻訳
  • その他アドミ業務:20% 電話応対、会議スケジュール調整、印刷、ファイリングなど

応募条件:翻訳・通訳業務経験者

通訳求人例② 時給 2,500円

  • 通訳:簡易機器使用のウィスパリングメイン、電話会議は逐次対応の場合もあり
  • ビデオ/電話会議含む定例会議(週1)(売上報告、ビジネス戦略、マーケティング等)
  • 店舗視察時の同行通訳(エクスパット同行)等

応募条件:TOEIC900以上・通訳実務経験・Word,Excel,PowerPoint

通訳求人例③ 時給 2,250円

  • 通訳:訪日外国人や海外渡航中の日本人の電話問い合わせ対応
  • 訪日外国人(主に欧州・中南米の方)が日本国内で医療サポートが必要になった際の電話窓口対応。

応募条件:英語がネイティブレベル、通訳・翻訳の経験がある方

通訳求人例④ 時給4,000円

  • 通訳:顧客間とのプレゼン、インタビュー、ワークショップ、TV会議時の同時通訳
  • 会議の事前準備(ミーティング資料を入手し対面や電話で打ち合わせ)

 

応募条件:同時通訳経験者

 

 

 

まず自分の目指すレベルを決めることを勧める理由

上記にあげたように、通訳といっても求められるレベルはピンキリなのです。同時通訳を目指し通訳学校に通っているひとは、眠る時間も削って勉強をしています。本格的に逐次・同時通訳の練習をしている方に、素人が真っ向から向き合っても同じ土俵にすらあがれないのです。上を見てもキリがなく、むしろ落ち込むだけ。そうではなく、自分の「目標とする場所」をしっかりと描き、そのために必要なスキルを身につける。その上を目指すか否かを決めるのはそれからです。

 

 「通訳スキル」より、「交渉スキル」のほうが重視する企業も

ちなみに、前職で貿易を本業としていたとき、社長室に某通訳学校に通っている「通訳・翻訳」専門の派遣さんがいました。同時通訳もできて、単語も幅広く持っていらっしゃる優秀な方でしたが、驚くことに「交渉力がいまいち弱い」ということで、短期間で契約は終了してしまったのです。

国際会議や、一字一句、正確性な翻訳が求められるものはまた別ですが、「商談」が命の企業にとっては、「案件を取れるか否か」が大切になってくるので、一概に「通訳スキル」だけが大切というわけではないのです。両方あったら最強ですね。

 

社内翻訳者になるために必要な力とは

通訳になるには、

  • 日本語・英語の高い能力
  • 幅広いビジネス知識(海外取引経験)
  • 物事の道筋を瞬時に判断をする力
  • それを分かりやすく噛み砕く力
  • 簡潔にまとめて伝える力
  • 謙虚に、でも出るところは出る

など様々な力が必要となります。また海外取引に関わり、英語(通訳・翻訳)を生業としている以上覚悟の上ですが、時差に翻弄されることもあります。

最近の例だと、22~-23時に重い会議通訳案件がどかっときたと思ったら、次の日はその続きを朝9時から。頭の動かないような時間にも、フル回転が必要なわけで、英語力と同等…いやそれ以上に根性が必要な仕事でもあります。第2通訳とはいるときはまだ良いのですが、ひとりのときはさすがに冷やっとする場面もありますから、どーんと構えていることも大切です。

 

「通訳なのに仕事がない」暇なときもあるってほんと?

もちろんいつも会議があるわけではないですから、暇だなあと思うときもあります。ただその他の時間はすべて準備時間だと思っているので、情勢や絡んでくる法律(GDPRとか)、相手の会社の背景、経緯、傾向などをリサーチしたり、契約書の翻訳をしたりしています。なぜかというと、訳すにはなるべく「どこで、だれが、なにを、どういうふうに、いつ」といった具体的な情報が必要だからです。

 

覚えれば楽になる、社内通訳のコツとは!

それは、主語・述語を意識すること。その上で、先ほどあげた「どこで、だれが、なにを、どういうふうに、いつ」を頭でパズルのように瞬時に繋ぎ直すことです。例文でみていってみましょう。

 

「上場したので、内部体制をしっかり管理していく必要がある」

という文書を訳してくれと言われた場合、それをそのまま伝えると、相手の方々はキョトンとします。

  • どこに、どの会社が上場したのか
  • なぜ内部体制を整える必要があるのか
  • だからどうで
  • 相手には何を求めているのか

そこまで詳細があると、相手方にも正確に「何が話したいのか」が伝わり話しがスムーズに進むのです。慣習も法律も常識も違う、そうなると曖昧な訳では混乱を引き起こしてしまうのですね~。そこらへんをうまく調整していくのも社内通訳の腕の見せ所です。

 

まとめ

というわけで、

今日は比較的目指しやすい、そして通訳の登竜門といわれる「社内通訳」について解説をしました。

  • 必ずしも、「通訳学校」に通う必要はない
  • どんな求人があるかをしって、自分の目指すレベルを見つけよう
  • まず自分の目指すレベルを決めることを勧める理由
  • 社内翻訳者になるために必要な力とは
  • 通訳って、普段なにしているの?
  • 社内通訳のコツとは!

海外取引経験・商談経験がある方であれば、先方の求める英語力(英検1級・TOEIC900以上)さえつければ、現場に就くのはそう難しいことではありません。通訳への道はひとつではありません。ぜひぜひ自分にあう道を探してみてくださいね。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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