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通訳の仕事がなくなるってホント?【現役通訳が考察】

2019/03/14
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

はじめまして、通訳•翻訳のNaaです。

 

近頃は凄い勢いでAIが台頭し、人間の働き方も変わってきていますね。

通訳にも、外交、学会、技術、医療、旅行、商談、といったいろいろ種類があります。結論をいってしまうと、通訳の仕事はなくなることはないでしょう。ただ「分野によっては機械が同時に台頭してくる可能性もある」のは事実です。

この記事では、自治情報から考察できる、「人間に任せたい通訳」と「機械がとってかわる仕事」それぞれの傾向をまとめてみました

AIがとってかわる可能性のある通訳

 

旅行・ツアーガイド系の通訳

最近外国人観光客が通訳機を首から下げているのを見たことはありますか?

英語で何かを吹きこむと、機械が違う言語に一瞬で組み替えてくれる通訳機いまは、お値段も〜2万以内と手軽に買えるのです。

私もアメリカの友達の物をいくつか試したんですけど通訳機はいまの時点で95%くらいの正確さと精度も高い

訪日外国人旅行客数2018年には3,000万人を突破2019年には3,500万人予想と、増え続けています。

機械が取って代わる、というよりは、その土地に詳しい人が、通訳スピーカーを持って気軽に案内するような形態が増えるかもしれません。

 

専門・技術通訳

こちらの記事【外国人労働者が拡大!】受け入れの背景と日本人への影響に詳細を載せていますが、外国人労働者は2050年までに50万人に達すると言われています。

IT業界に従事する外国人労働者は既に5万人、これからもどんどん増えていくでしょう。

つまり、「英語が話せて、技術知識を持ち合わせる人材」がこの先日本にも増えていくのです。

そうなると、通訳いらずで、完結できる人が圧倒的に増えるでしょう。

いまは、派遣会社などでも「技術者とITスキル」を両輪で学べるコースも出てきていますので、この仕事がなくなるというよりは「技術通訳専任」が減っていく、といったほうが近いかもしれません。

 

これからも必要とされる通訳ポジション

 

外交・芸能通訳

通訳に就く人の人柄や、国の諸事情、関係性を考慮する通訳ポジションは残っていくでしょう。

思想だったり、気持ちだったり、人だからこそ伝えられるものは、唯一機械が変わることのできないものだからです。

人工知能が発達して、いくら学習能力がついても、これは変わらないでしょう。

 

商談・展示会通訳

どんなに良い製品であっても、その良さが伝わらない限り、購買行動には至りません。

人間のコミュニケーションが必要な場面、商談や展示会などでは、これからも重宝されそうです。

もしかしたら小規模なものは外国人労働者や、英語ができて・営業もできる人に任され重役の通訳などの上のポジションがメインになってくるかもしれません。

 

学会・医療通訳

人間にケアレスミスがあるように、機械にだって間違いはあります。

機械の成果物があっているかどうかチェックするのは最終的に人です。

機械にだけ任せられない、解釈があっているか逐一確認していく必要があるもの、については、これからも人が入っていく可能性が大きいでしょう。

ただこれも、もしかしたら、チェックポジションだけになる、というのはあり得ますね。

まとめ

 

通訳には「残るポジション」と「形が変わっていくポジション」がある、つまり通訳の仕事自体がなくなるということはないとおもいます。

機械にとってかわっていく通訳、というのは、おそらく技術などの専門的なもので、正確性と速さが求められるもの

逆に残っていくもの、というのはデリケートで、人口知能では補えない人の感情、解釈が必要となるもの

「通訳を目指す」と言っても、英語・通訳の勉強だけに専念するというより、通訳力x専門知識を学んでいったほうが可能性が広がるのかもしれませんね。

 

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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