今宵、闇に消えた恐怖の物語をあなたへ

【麒麟がくる最終回あらすじまとめ】歴史好きでなくとも圧倒される明智光秀の生き方

 
麒麟がくる 最終回あらすじまとめ
この記事を書いている人 - WRITER -
謎の女性。歴史の中の人物像を徹底的に知りたがる世界史オタク。絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

平らかな世にあらわれるという「麒麟」という生き物。そして戦国時代、麒麟がくる世の中になるようにと自らの足で日本中を走り回った男、明智十兵衛 (以下、明智光秀)。光秀はマムシと呼ばれた美濃の斎藤道三、室町幕府15代目にして最後の将軍、足利義昭 (よしあき)、そして天下を取ろうとする織田信長といった名だたる将軍に支えた武士でありました。

公家からも武士からも信頼を受けたまっすぐな男明智光は、なぜ謀反をくわだて織田信長を殺したのか光秀が葛藤の末に迎えた最期を描いた麒麟がくる最終回のあらすじと考察をまとめていきます。

スポンサーリンク

麒麟がくる、最終回のあらすじ

麒麟がくる 最終回あらすじまとめ

宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川博己)は信長(染谷将太)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった──。(NHK 公式ホームページより引用)

その命令とは、足利幕府最期の将軍『足利義昭』を討つことであった。信長を連想させる大きくなりすぎた桜の木をひたすら切る夢を見るほどに、葛藤の渦の最中にいた光秀。これを聞いて光秀の脳裏に、濃姫 (信長の正室)の言葉が蘇る「信長を変えたのは、父斎藤道三であり光秀」であると、元凶は自ら摘み取らねばならない、自分なら毒をもって信長様を殺すと。「今後何百年とつづく平らかな世作りたい、麒麟がくる世の中を作りたい」と、本能寺に繰り出すのだった。

 

自分の正義を貫き通した信長と光秀、手柄をさらった秀吉

麒麟がくる 最終回あらすじまとめ

世を平らかにするために、自ら動く」と娘につげ、岡村隆史演じる菊丸に「自分がもし破れたとしても、家康殿に後をついでいって欲しい」と言葉を託した光秀。一方光秀の軍勢に取り囲まれ自分の最期をさとった信長は、寺に火をつけさせ自らの運命を閉じたのでした。

一瞬天下をとったかにみえた明智。世を安寧に導く者として民に慕われたものの、最終的にその光秀をうち天下をとったのは息をひそめていた秀吉でありました。秀吉と光秀が戦うシーンはなく場面は数年後に切り替わり、東庵先生と公方様が「いつの世も、誰が天下をとっても結局かわらない」と語る風景がわずかにうつされるのでした。そして「明智光秀は実は生きているのではないか」と光秀生きている伝説がひそかにささやかれるなか、物語は「完」を迎えたのでした。

 

さらっと終わった最終回、それでも残る光秀の余韻

麒麟がくる 最終回あらすじまとめ

待ちに待った最終回、BS4K放送も今回は夜8時から放送されていました。戦国時代や天下取りの戦については『利家とまつ』でよくよく描かれていたわけですが、この混沌な時代に切れ目をいれた明智光秀視点のお話はとても興味深いものでありました。

比叡山の焼き討ちや敵将の首を残忍な形で持ち帰るなど、最期信長が狂気じみていく姿は歴史ドラマでよく描かれてきたわけですが、それに対する光秀の葛藤が今回は (短かったですが) 垣間見ることができおもしろかったですね。秀吉も最期の方は唐入り (罪のない国を侵略) したり気に食わないとして千利休を殺したり、次第におかしくなっていったわけですが、「信長の狂気」を悟った実直な光秀が、これ以上世を混乱におとしめないよう諫めることを目的に本能寺へ攻め込んだ、という語られ方でした。

スポンサーリンク

まとめ

麒麟がくる 最終回あらすじまとめ

「光秀が謀反を起こした」という事実はあるわけですが、だからといって途中で君主を裏切ったというわけではなく光秀は一話から変わっておらず、ただ「麒麟がくる世にしたい」という思いのまま動いており、その結果が信長の暴走を止めることだったのでしょう。

信長は形式上主君でありましたが、元々光秀は「足利義昭」を将軍としてたてることで安寧の世がくると動いていたのです。それが信長の権力が増し、邪魔だとして向井理演じる足利義輝を殺し義昭までもの命が狙われた「安寧の世に導くため」「世を平らかにするため」「麒麟がくる世にするため」とむごい仕打ちも我慢してきた光秀も、自らが擁立しようとした将軍が信長によって虐げられていく姿に「これでよいのか」と葛藤を覚えるしかなかったのでしょう。

本能寺の変で明智光秀と織田信長が対峙するシーンを最期に終わるのはわりとあっさり終了したな、といった感じもありましたが、信長に負けじと立ちはだかった男がいたこと。あの乱世にふたりの強き武将が存在したことを感じさせるには充分なものだったのではないかとおもいます。上にたつ人間にはときに残虐非道な振る舞いや言動、鬼のように何かを切り離す瞬間も必要です。もしかしたら光秀こと明智十兵衛にはその残虐さが足りず、つまるところは、ずる賢くうごいた秀吉とは違い、民に親しまれ心から慕われるほどに心優しい男だったのかもしれません。

この記事を読んだ人へおすすめの記事

スポンサーリンク

この記事を書いている人 - WRITER -
謎の女性。歴史の中の人物像を徹底的に知りたがる世界史オタク。絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 本当は怖い世界史 (歴史に隠された怖い物語) , 2021 All Rights Reserved.