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【エプスタイン島の醜悪事件】少女たちを恐怖に陥れた大富豪の極悪非道な行い

2021/09/01
 
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歴史の中の人物像を徹底的に知りたがる世界史オタク。絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

大富豪であるジェフリー・エドワード・エプスタインは、児童買春で有罪となりました。しかし、島に何人もの少女を連れ込んでいたとして、まるで小説のような大富豪の裏の顔に世界は震撼したのでした。この記事では、エプスタイン島で何があったのかみていきたいとおもいます。

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ジェフリー・エプスタインとは

エプスタインは1953年、ニューヨーク市ブルックリン区でポーリーンとシーモアのユダヤ人の両親の下に生まれました。親族の一部をホロコーストで失っています。エプスタインは5歳の時にはピアノを弾いていたとされ、1969年の16歳の時に、ラファイエット高等学校を2学年飛び級して卒業しました。1971年9月にニューヨーク大学のクーラント数理科学研究所に入学しますが、1974年6月に中退していています。

ドルトン・スクールで教師をしていた20代の頃に金融業界のつてを得てベアー・スターンズに入行その後、独立、ヘッジファンドの経営を通じて財を成し、富豪と呼ばれる立場となりました。

 

所有島での買旬疑惑

児童買春の罪で有罪判決を受けたのは、その後のこと

この児童買春はギレーヌ・マクスウェルが仲介していたと関係者は主張しています。プスタインの誕生日には、フランスから3人の12歳の少女が彼の下に連れ込まれ、いかがわしい行為をされた後ヨーロッパに帰国しました。アメリカ領ヴァージン諸島の検察によって提起された訴訟によると、エプスタインは11歳の少女の人身売買をしていました。

交友関係にイギリス王室のアンドリュー王子など著名人が多数存在し、エプスタイン逮捕後には、彼らにも疑念の目が向けられました。ビル・クリントンやドナルド・トランプとも親交を持っていたとされ、クリントンは自家用機で若い女性とともに何度もエプスタインの別荘に出入りしていました。

 

事件が起きていた、エプスタイン島

エプシロン島

一見熱帯の保養地のように見えるこの神秘的な島へは、ヘリコプターか個人所有のボートでしか行けませんでした。この閉ざされた場所は、まるで政府関係者がエプスタインの行動を監視することを困難にするために意図的に設計されているようであり、伝えられるところでは、少女たちがそこに連れてこられ、逃げることは非常に困難でありました。

当局は、その島はエプスタインが彼の犯罪活動を隠すための場所だったと結論づけました。またバージン諸島のジョージ司法長官は「彼は自分が基本的に守られていると感じ、彼はそれから逃れることができた」と述べた。ジョージ司法長官は、エプスタインの自殺による死の数ヶ月前に司法長官になっており、今、遺産相続人を訴えているのは彼女の事務所です。

 

ソーシャルメディアで炙られた真実

ソーシャルメディアのユーザーは、「米領バージン諸島にあるこのエプスタイン島で、子供の骨が見つかった」という投稿を共有しました。

エプシロン島 (真偽のほどは確認されていない)

ある投稿のテキストには、「エプスタイン島の海に、遺棄された人間の骨が見つかりました」と書かれていました。彼らはそこで子供や人々に乱暴を行い殺害したというのです。それは、飽き飽きしていた世界において、最も強力な遊び場だったのでしょう」と。

しかし、この主張を裏付ける証拠はありません。

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フロリダ州での裁判

エプシロン島

エプスタインには、フロリダ州パームビーチの邸宅で少女らに金を払い如何わしい行為をしたとして、2006年に起訴され、禁錮18ヵ月という判決が言い渡されました。この際の検事は、後にアメリカ合衆国労働長官となるアレクサンダー・アコスタであり、児童買春1件の罪を認めて性犯罪者として登録する見返りに減刑、連邦レベルでの起訴を免れるとする司法取引が行われていました。

エプスタインは日中に刑務所から外出して普通に働き、夜に刑務所に戻ることが認められ、収監から13ヵ月で出所しました。後に、アコスタが行った司法取引が非難の対象とされ、2019年7月に労働長官の職を辞しています。

 

暗殺か、エプスタインの獄中死

金融家から一転、有罪判決を受け性犯罪者とされたエプスタイン。

彼は2002年から2005年にかけてマンハッタンとフロリダで、女性と少女らへの虐待と人身売買について無罪を主張した後、マンハッタンの独房で自。2019年8月10日に、66歳で亡くなりました。ジェフリーの弟のマーク・エプスタインから鑑定を依頼された法医学者マイケル・バーデンは、2019年10月30日、他殺されたことを示す証拠があると発表しています。

CANVA JAIL (canva image)

エプスタインが収容される監房には同房者がおり、30分毎に看守が見回りに来ることになっていました。しかし2019年8月10日午前6時30分頃、エプスタインは一見自殺したかのように見える状況下で、監房内で心肺停止の状態で発見されたのです。その後、病院に運ばれ、死亡が確認されたわけですが、当時エプスタインは何らかの理由で、いるはずだった同房者がいない監房で一人で収容されていました

死亡したときの状況から自殺という判断に異を唱える人は多く、シリアの大統領バッシャール・アル=アサドは、「エプスタインはイギリスとアメリカの政府高官、またそれ以外の国の要職にある人々の重要な秘密を多く知っていたため殺害された」と主張しました。

 

エプスタイン島の現在

エプステイン島

この島は繋がりのある金融業者によって、795万ドルで購入されました。

「リトル・セント・ジェームズ」 と呼ばれるこの島は、彼の最も悪名高い犯罪のいくつかの現場となったことで世間に広く知られることとなりました。そして、ネットフリックスの新しいドキュメンタリーシリーズ 「Filthy Rich」 は、その多くを列挙しています。

彼の死以来、エプスタインの島は、彼の豪華な建造物を一目見ようとするカリブ海の旅行者の観光地となりました。

エプスタインはフロリダ、ニューヨーク、ニューメキシコ、およびパリに拠点を持っていましたが、 「FilthyRich」 の全エピソードは、セント・トーマス島の2マイル沖にあるリトル・セント・ジェームズ島でのエプスタインの活動に充てられています。「この島であれば、彼は何でも好きなことができたと思う」と、セント・トーマス在住のゴードン・アクリー氏はドキュメンタリーの中で述べました。

地元の人たちはこの島を、 「オルギー島」「小児性愛者の島」「罪の島」と呼んでいるそうです。

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あとがきにかえて

 

 個人所有の島で行われていた、犯罪行為

しかしこれには多くの著名人が関わっていたのです。裁判所の文書には「アメリカ国内外の著名な政財界の幹部」がこの島に訪問していたことが記録されていました。そしてフライトログによると、イギリスのアンドリュー王子もエプスタインのプライベートジェットで少なくとも1回、この島を訪れていたことがわかったのです。(しかし元従業員からは、複数回訪問していたという証言がでている)

エプスタインが未成年者への違法な性的接触で告発される前には、スティーヴン・ホーキングは3人のノーベル賞受賞者を含む物理学者のグループでこの島を訪れていました。ただニューヨーク・タイムズによると、エプスタインが著名な研究者を招いたのは、「永遠の命」への欲求から自身のクローン作成を計画していたからだということです。しかし彼らはエプスタインが資金を拠出したカンファレンスに招待されていました。

ビル・クリントンもここへ訪問していましたし、その他多くの著名人がこの島へ訪れたことで、性犯罪への関与を疑われることとなりました。

 

ポンパドゥール夫人とは

この事件で思い出されるのが、フランスルイ15世のために作られた娼館『鹿の園』でしょう。ヴェルサイユの街の一角にある「鹿の園」という館に、国王の相手をする娘たちが都度集められました。彼女達は主に親に売られたり、誘拐された庶民の娘達。彼女たちはルイ15世を国王だとは知らず、合計で300人近くに達したそうです。

大富豪として名を馳せた一方、自分の欲望を形にしてしまい逮捕されたエプステイン被害者が増えれば増えるほど、いつか逮捕されるのはわかりそうなものなのに、過剰な自意識と自信から止めることができなかったのでしょうか。全くもって恥ずかしい、理性を欠いた人間の愚かさを象徴するような事件でありました。

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  • https://www.cbsnews.com/news/epstein-lawsuit-documents-reveal-details-of-billionaire-pedophiles-private-island-little-saint-james/
  • https://edition.cnn.com/2019/08/10/us/epstein-court-documents-allegations/index.html
  • https://www.vanityfair.com/news/2019/07/horrors-of-jeffrey-epstein-private-island
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Jeffrey_Epstein
  • https://www.oprahdaily.com/entertainment/a32702788/jeffrey-epstein-island/

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