【カミラゲート事件の内容】盗聴スキャンダル、皇太子との恥ずかしすぎる卑猥な会話

イギリス王室

チャールズ国王といって思い出されるのは数々の黒歴史、スキャンダルでしょう。その中でも最も有名なのが、2005年にイギリスで発覚したチャールズ国王の盗聴スキャンダルです。これは別名カミラゲート、タンポンゲート事件とも呼ばれています。

チャールズ国王がカミラ夫人と電話で話をしている内容が盗聴され、その内容がイギリスの主要紙に掲載されたのです。この記事では、「彼は本当に国王にふさわしいのか」と疑われ、その人気をどん底まで下げることになった事件の概要をみていきたいとおもいます。

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公になった会話

1993年、当時皇太子だったチャールズと人妻であったカミラ夫人の私的な会話の全文が英国のマスコミに公開されました。二人は親密で性的なやりとりをしており、「チャールズが浮気をしている」というダイアナ妃の主張を裏付けるだけではなく、すでに問題となっていたふたりの別居話にも拍車をかけることとなりました。

この事件は、チャールズ皇太子とカミラ夫人の関係にも大きな影響を与えました。彼らは、1993年にも似たようなスキャンダルに巻き込まれ、その際には彼らの”性的な関係”が公になり、ダイアナ妃との別居に拍車をかけ、ふたりの不倫関係について再びスポットが当たることになったのです。

卑猥な冗談の代償

また問題になったのは、それだけでなく、内容に対してもでした。チャールズとカミラ夫人の会話は、非常に卑猥で不快なものであり、一般市民からは不快感を抱かれることとなりました。その中でも特に、皇太子が「君のズボンの中で暮らしたい」「君のタンポンに生まれ変わりたい」といった発言をしていたことは、とくに多くの人々から批判を浴びました。

君のズボンの中に住みたいよ

パンティーにでもなる?

君のタンポンになりたい。

なんてお馬鹿さんなの、でもいい考えね。

最後には便所に流されて

永遠に沈まず便器に浮かび続けるんだ。

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まったく、あなたってば。

“次”がくるまでね。

次は箱として戻るかも。

タンポンの箱よ、私に入り続ける。

チャールズとカミラは長年不倫関係にあったという噂が何年も前から流れていました。しかしこのカミラゲート事件は皮肉にも、2人が不倫していることだけでなく、とても愛し合っていることも公けにする結果となったのです。新聞はこぞって下劣な見出しを出しましたが、この2人が長期的かつ献身的な関係によって作られた絆を持っていたことが皮肉にも証明されたのでした。

テープの所在

チャールズ皇太子は、常に王位継承者として、一般市民に対して模範的な行動を求められてきました。しかし、この盗聴スキャンダルによって、彼のイメージは一気に悪化することとなったのです。この事件は、チャールズ国王にとっても大きな教訓となりました。彼は、以降、一般市民からの支持を得るために、行動に気をつけるようになったといいます。

傍受したのはアマチュアの無線家で、電話を録音した男は数年間テープを独り占めしていました。ダイアナ妃が親しい友人との録音された会話をマスコミが公開した後、その男性「録音テープを売れば金になる」ことに気づきました。男性は1992年にテープをデイリーミラーに持ち込み、30,000 ポンド(約500万円)を受け取ったといわれています。

まとめ

チャールズ皇太子の盗聴スキャンダル、通称「カミラゲート」や「タンポンゲート」事件は、彼の人気を急落させるきっかけとなりました。しかし、このスキャンダルは、チャールズ国王の人生における数多くの「スキャンダル」のうちのひとつにすぎません。彼はこれまでに王室の伝統に反する行動、そしてカミラ夫人との関係など、多くの批判を浴びてきました。

しかし、彼は現在、チャールズ2性世としてイギリス国王としての地位を維持しています。彼は自分の過ちを認め、反省し、改善することを約束しました。そして彼の支持者たちは、彼の過去の行動を許し、彼が今後よりよい人生を送ることを願っているといいます。とはいっても、彼の人生におけるこれらの出来事は、その人物像に深い傷を残し、結局とのことろ国王がイギリス国民から受ける支持に影響を与え続けることとなったのでした。

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管理人

歴史オタクの英日翻訳者。

スペインの児童書「ベラスケスと十字の謎 」に魅了され、世界史に夢中に。読み漁った文献は国内外あわせて100書以上。史実をもとに、絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

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