【本当にあった黄泉がえり 】土葬は危険!?棺で目覚めた者たちの恐怖の物語

【早すぎる埋葬はやめて】土葬されて、棺で目覚めた者たちの恐怖の物語【早すぎる埋葬はやめて】土葬されて、棺で目覚めた者たちの恐怖の物語 世界史奇談

日本ではなかなか馴染みのない土葬ですが、2016年の記録ではアメリカで米国人の43.5%が土葬を選択しているのをご存知でしょうか。火葬が一般的な日本では「もし棺の中で生き返ってしまったら」「そして誰も気がついてくれなかったら」と恐怖の方が先立ってしまいがちです。

この記事では、実際のところ昨今の土葬はどうなっているのか、また過去実際にあった棺の中で目覚めた人たちのお話しをまとめてみました。

現代のアメリカの土葬事情

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現在アメリカでは土葬の際に、しっかりとエンバーミングと呼ばれる処理が行われています。これは日本語では、「体防腐処理」「遺体衛生保全」と呼ばれるものです。

エンバーミングとは、

  • 全身の消毒・洗浄
  • ヒゲ・髪を切ったり、身なりを整えて、
  • 静脈から血液を抜き、動脈から防腐剤を注入し、さらに、
  • 腹部に穴をあけて腐敗しやすい臓物、残った血液を吸引
  • 防腐剤を注入、切開部分を縫合

といった処理のことをさします。

防腐処理の効果

こういった防腐処理を行うと、遺体は数日~2週間程度、保存することができます。また防腐処理により感染症の予防にもつながるため、エンバーミングの発達は土葬に関する問題の改善にも寄与したのでした。

最近ではアメリカでも「より衛生的で費用を節約できる」火葬が広まってきており2013年には火葬を選択した割合が45.3%に達したといいます。1998年は24%だったので、かなりの普及具合といえるでしょう。

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土葬を怖がった著名人たち

なぜアメリカで土葬が浸透しているかというと、キリスト教では土葬が基本とされていたからです。キリスト教では死後の復活が信じられており、遺体を火葬することは身体を失うことと同じなのです。

アメリカ建国の父、ジョージ・ワシントン

ジョージ・ワシントン(ジョージ・ワシントン)

かくいうアメリカ建国の父、ジョージ・ワシントンはも棺の中で目覚めること」を恐れていたといいます。1799年乗馬中に雪混じりの雨にあたり、風邪が原因となって死の床についた彼は、いよいよかというときに秘書へ「絶対に3日間は墓にいれないでほしい」と繰り返し訴えました。

ちなみに今この恐怖は消えたわけではなく、一部では携帯を棺にいれるという、なんとも現代的なアイディアを用いているところもあるそうです。

サディズムの始祖も怖がった?

サディズムの由来は、サド伯爵 マルキ・ド・サド Marquis de Sade(サディズムの始祖 マルキ・ド・サド Marquis de Sade)

フランス革命期の貴族、小説家であったサド伯爵彼の作品は暴力的でポルノを含むものが多く、虐待などでパリの刑務所と精神病院にもいれられています。現在その書籍は高い評価を受けているものの、その作品のほとんどは獄中で書かれたものです。ちなみによく知られているSMのS (サディズム) の語源はこの「サド伯爵」に由来しているといわれています。

そんな風に人を痛めつけてきた彼ですが、生きたまま埋葬されるのだけは嫌だと「遺体は木の棺にいれること、48時間経過するまでけして釘を打たないように」なんども念を押したといいます。晩年は肥満の身体を引きずり、喘息持ちでまた人生にも絶望していたそうですが、サディズムの始祖が「最期に自分が苦しむのはいやだ」と駄々をこねたのは少し滑稽ともいえますね。

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童話で知られるアンデルセン

ハンス・クリスチャン・アンデルセン(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)

とはいえ、実際に、いくら叫んでも暴れても誰にも気付かれず、また出る術もない、というのはたしかに恐怖でありましょう。絶望的な孤独に打ちひしがれゆっくりと残酷な死を待つばかり、有名な童話をいくつも残したアンデルセンも同じだったといいます。

彼は生涯旅から旅へとゆらめく日々を送って暮らしていましたが、晩年は生きたまま棺にはいることを恐れて、ホテルのベッドで眠る時には必ずこんな手紙をそばに置いていたといいます。「わたしは死んでいるように見えるかもしれませんが、死んではいません」

冗談のようですが、日頃から友人に「納竿には必ず動脈を切ってほしい」と漏らしていたことから、本当に「棺で目覚めること」を恐れていたのでしょう。ここにご紹介した2人は作家ですから、余計に想像力がはたらいたのかもしれません。

中世におきた、棺内での黄泉がえり

【早すぎる埋葬はやめて】土葬されて、棺で目覚めた者たちの恐怖の物語

防腐処理が現代ほど厳格に行われていなかった中世では、実際に土葬された棺のなかで蘇った人もいました。それは埋葬場所を移動しようと古いお墓を掘り返したときのこと、

  • 遺体の腐敗がやたらと遅かったり
  • 棺の中で身体の位置が変わっていたり
  • 顔を恐怖に歪ませ、爪が血まみれになっていたり

明らかに「一度生き返った形跡」がみられたそうです。ただ目覚めたのは深い土の中で、棺には釘打ちされていますので出ることはできず、結局あの世へ逝かざるを得ませんでした。

それにしても一度「死んだ」ことを確認されているのに、なぜか蘇生したという事実があるわけで、医療が発展していなかったといえど人間の身体は未知に溢れていますね。ちなみに中世ヨーロッパでは解剖医が死体を集めており、それに便乗した墓泥棒もいたそうです。ちなみにその倫理的にアウトな方々はそれなりの最期を迎えています。

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まとめ

この記事では、実際に起きた奇怪な黄泉がえりの物語と、現在の土葬についてご紹介しました。キリスト教には「最後の審判」という概念があります。

この世界がいつか終わりを迎えた時、死者が全員復活した後に空から彗星が降ってきて、その結果、生前の行いにより天国行きか地獄行きかが決定する、という考え方ですね。とはいえ、現代は厳格に血を抜き防腐処理を行なっているので、棺のなかで目覚めるということは物理的にはないといえるでしょう。

こんな話を思い出しました。人を助けたいという思いから、死体解剖 (死の原因究明) に精を出していたあるドクターのお話しです。ドクターには悩みがありました。誰よりも勉強しているはずなのに、そのドクターの病院の死亡率だけが異常に高いのです。悩みながら過ごした彼を待ち受けていたのは残酷な事実でした。

異常に高い死亡率の理由は、ドクターが知らないうちに死体からのウイルスを運び持ち込んでいたからだったのです。自然の摂理には抗えず、二次被害を防ぐためには一見「そんなことしていいの」と思うこともしなければいけないのだ、という教訓だったのかもしれません。

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