ネットワークビジネス勧誘4つのステップ【こうして人は騙される】

洗脳・マインドコントロール

前回の記事【ネットワークビジネス】仕組みを徹底検証|セミナーの実態に続き、この記事では勧誘によく使われる「夢を描かせる手法」について解説していきます。何故夢をリストアップさせるのか、『関わった人が何故か頑張りたくなってしまうカラクリ』にもふれていきます。

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鉄板の洗脳マニュアル

勧誘パターンのなかには、提供しているコンテンツ、サービスではなく「成功者を餌に勧誘する」というパターンもあります。大抵の人は儲け話に弱いものなのですが、それを「自ら望ませる」ためには一連の手順、マニュアルがあるのです。

ステップ①

まず成功者の話しを出し、彼らとのエピソードを語りながら

  • 彼らが自分がこの業界に精通していること
  • 多くの人に尊敬され沢山の仲間を従えていること、
  • 彼らの元で学べば成功する可能性があることをアピールします。

目の前の人(入会したばかりや、既存会員)が、「自分も組織に属すことで成功出来るかもしれない」と自ら思うようにしかけていくのです。

ステップ②

そして、次のステップはターゲットに夢を思い起こさせる、というゾーンにはいります。

具体的には「夢のリストアップ」などを行い、仲間とグルになり、ターゲットが夢を大きく描くよう仕向けていきます。「将来どう考えているの?」「年金だけで生活できるかな」といった不安を煽る方法も使われます。

ステップ③

「夢を描く」ことがおわったら、その夢をかなえるために「必要なお金が足りない」ということを意識させます。適当な事業計画のようなものを作らせて「夢を叶えるためには何千万円必要」といったことを意識づけし、そこから「稼がなくては夢が叶わない」という話しに誘導していくのです。

こうした流れの話しのなかにいると、「成功者」と呼ばれる人の「稼ぐ話」が通常時よりも、「価値がある」もののように感じてしまうのが怖いところです。

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ステップ④

本人は夢を叶えたいと真剣に思っているわけですから、藁をもすがる思いで、「夢のために」と成功者の話しを信じるようになっていくのです。本人にとっては「儲け話」を信じたい、偽物であることは不都合になってくるわけです。

この段階になると、良識のある第三者が成功者やセミナー、儲け話の「怪しさ」を指摘したとしても、それは自分の「夢」を否定したり遠ざける行為だと認識して反論される可能性があります。さらにマインドコントロールは「儲け話」が破綻したあとも簡単には消えません。騙されて他にいっても同じ目にあって、といった現象の裏にはこのようなカラクリがあるのです。

夢に付け入り、むしり取る「詐欺集団」

夢を持つことは大切ですがそこに付け入り、実際には価値がない代物を、「夢に近づける手段」だと思わせて売りつけたり、労働力として搾取する悪質な団体があるのもまた事実です。

当初は「お金にそんなに興味はない」といっていた人も、次第に「人助けをするため」「自分の体育館を作る」だとかいった夢を語り出し、勧誘活動にのめり込むケースも多く見られますそれほどまでに「夢」の効力は強く、その習性をうまく利用としようと狙っている人がいるのも覚えておきたいところです。

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あとがきにかえて

この記事では、成功者がやっている、夢を描かせ仲間を増やす4つのステップをご紹介しました。

  • 段階1 成功者が自分の山あり谷ありの経験を語る
  • 段階2 ターゲットに自分の夢を描かせる
  • 段階3 夢を叶えるためにどうするか、を考えさせる
  • 段階4 夢を叶えるために、成功者の話しを盲信するよう仕掛けていく

夢を描くことには、凄いエネルギーがあるってことでしょうか。出来れば良い方向に使っていけるといいですね。

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