【マルチ商法の恐怖】なぜセミナーにいくと洗脳にかかるのか

trick洗脳・マインドコントロール

セミナーでマインドコントロールがかかるカラクリを解説実際マルチ商法のセミナーにおいて、何が行われ、それがどうマインドコントロールを引き起こすのか分析していきます。

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段階1 閉鎖空間でターゲットをその気にさせる

まず手始めに、勧誘者は何かと理由をつけてターゲットをセミナーに誘いだし、そこでまずターゲットに講師(または上位会員)の話しを聞かせようとします。これは経済セミナーといったわかりやすいものではなく、経済、お金そして朝会や読書会といった一見わかりにくいものもあるかもしれません。

講師は場慣れしている話し上手な人が多く、時には来場者を笑わせたり泣かせたりしながら話しに引き込んでいく術に長けています。

セミナーは、貸し会議室の閉鎖空間で、仲間(サクラ)によるオーバーなリアクションに囲まれながら行われることが多いです。講師がさまざまな成功事例を披露したり成功者のマインドなどの実践方法を説かれたり、だんだんとターゲットをその気にさせていく話しがなされます

 

段階2 思慮深い人も騙される、巧妙な心理トリックを利用

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最初は警戒していた人でも、貸し会議室などの閉鎖的な空間でセミナーという形式を作り、講師という立場の「権威」を持った人物から、馴染みのない単語などを使った説明を受け、会場内に配置された会員(サクラ)達のオーバーリアクションで場の空気に取り込まれると、あっさりとマインドコントロールに陥ってしまう事も珍しくありません。

人は一般的に「権威」や「場の空気」といったものに抗いにくいものです。怪しみながらも、一旦組織に属してしまうと、研修や勉強会などの名目で個別の「夢」や「希望」を認識させながら、積極的に勧誘活動を行う会員に仕立て上げられていくのです。

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段階3 簡単な手伝いから、徐々に深みへ嵌められていく

 

 

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巧妙なところは最初から積極的に介入してくるわけではない、ところです。例えば最初は、一般の参加者として「セミナーに参加するだけなど、(実際はリアクションの演出をするサクラのような活動なのですが)、話しの良いタイミングで頷く、反応が良いと講師側から良い話しを引き出せるといった説明を受けると良心の呵責も少なくなります。

 

こういった誘導は「ローボールテクニック」と呼ばれ、まずはカンタンなお願いからマインドコントロールは強化され徐々に深みにはまっいき、気がつけば価値観すら変えられている危険性もあります。

 

段階4 組織を盲信するようになる

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マインドコントロールが進行すると「ビジネスオーナーになる」「ビルをキャッシュで買う」等、一般的な価値観から自分にはできないと否定的な立場をとっていたような事柄であっても、許容ようになります。そこから積極的に肯定するようになり、さらには、組織と自分が一体化にするように意識を持つよう仕向けられていくのです。

そうなると、組織に対する一般的な疑問や指摘すらも「自分に対する批判」と受け取るようになります。しかし組織によっては、怖いことにそれを「成長」や「ビジネスの世界がわかってきた」といった言葉で賞賛する仕組みが存在している組織もあります。このトリックに巻き込まれると、がつけば組織外の人間と距離を取るようになる可能性もあります。

 

段階5 一般的な社会常識がなくなっていく

ネットワークビジネスの組織に長く属しマインドコントロールにどっぷり浸かってしまうと、社会的な倫理観より「ネットワークビジネスをやっている仲間との繋がり」のほうが重要に感じるようになってきます。一般的な社会常識から忠告してくれる人よりも、「ネットワークビジネスの仲間」の言葉に重きを置くようになっていくのです。それは一般常識から外れ、組織内で「よしとされる」価値観によっていくことに他なりません。

組織内ではよく”つながり”や”人脈”といった言葉が多用され、さも価値のある物のように集団内で語られますが、実際の社会では「黒い人脈」という言葉があるように、それは社会的にマイナスの評価を受ける「つながり」や「人脈」なのかもしれません。

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人は案外かんたんに騙される

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こちらの記事では、セミナーでマインドコントロールがかかるカラクリを解説しました。【ネットワークビジネス】洗脳と解き方|ハマるカラクリでも触れたのですが、まず、案外人は簡単に騙されるということが前提にあるかもしれません。引っかからないために、大勢の人と関わる場面では簡単に人を信用しない、些細な違和感を感じるうちに親族に相談するなど、早め早めに手をうち懐にその手の人をいれないよう気を付けていきたいものです。

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