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【洗脳の恐怖体験③】勧誘されどハマり、洗脳が解けるまでの経緯

2019/03/23
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

こちらの記事では、【ネットワークビジネス】勧誘を受け活動した末路|出会いと弟子入り編に続き、ネットワークビジネス組織で活動をし、辞めるまでの経緯を記載していきます。

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これまでの経緯(おさらい)

 

  •  ⑦ 個別のトレーニングでマインドを教え込まれる
  •  ⑧ 友達100人をリストアップ、仲間作りに躍起に
  •  ⑨ パートナーが出来る
  •  ⑩ セミナーではスピーカーに、大勢から承認されるように
  •  ⑪  組織内の人と、付き合う(関係を持つ)ように

こちらの記事では、【ネットワークビジネス】勧誘の末路②|本格始動と組織内の付き合いに続き、ネットワークビジネス組織で活動をし、辞めるまでの経緯を記載していきます。

 

本格始動から脱退まで

 

⑫ 気が付いたら周りは、ネットワークビジネス関係者のみに

暫く土日セミナー漬け、異業種交流会漬け(ネットワークビジネス団体が開くものの手伝い)の日々を送りました。友達作りに躍起になり、パートナー2人のフォロー(これは紹介者のやり方をひたすら見ていた)。またパートナーがいるから特別にと「深夜ミーティング」といった物にも参加、気が付いたら周りは、ネットワークビジネス関係者だけという異様な状態が出来上がっていました。

セミナー、ミーティング中は携帯をいじるといった行為は「人が話しているのだから、マナー違反でしょ」と言われ禁止されていました。また、ネットに書いてあるネガティブな情報は、「その人いくら稼いでいるのかな?ネットの情報なんて成功出来なかった人の言い訳だよ」と言われ、そっくりそのまま信じ込んでいました。

 

⑬「キャッシュフロートレーニング」という名目で、高額商品を購入

そんな異様な状態が続いたのに全く気付かず、3ヶ月が経過。そしていよいよ、「キャッシュフロー訓練」が始まります。内容は、メンタルトレーニングという名目で月15万円の高額商品を購入するというもの。「将来300万、400万を余裕で動かせるようになる為」といった事を言われ、「事業家になる為には必要な訓練」と信じ身を投じました。

新たなパートナーが自己投資を始めると、紹介者に報酬が入る仕組み(但しポイントなので現金化できない)で、一瞬「え?」と思ったのですが….。「携帯会社がよく使う紹介割引と同じ」「一般企業も使っている手法」と言われ、「よく分からないけど、成功者がいうならそうかも」と思ってしまったのと、それをしないと、「激レアな成功者がゲストで来る限定セミナー」に参加ができなかったので、何とか参加しました。

製品は化粧水クリームサプリメントといった物がセットになって15万円弱。ノーブランド商品で、正規の値段も分からない物でした。しかし、実際に本に書いてある訓練場がここだと信じているので、「自己投資と、日用品を一緒に購入できるなんて、なんて良い場所なんだ」と都合の良い解釈をしていたのです。

 

⑭ 身体を壊し、組織に違和感を覚えていく

多忙な上、ひたすら稼ぐ生活を続けているうちに、身体に違和感を覚えるようになりました。閉鎖空間で倒れそうになったり、吐き気を催したり。経済的自由を求めている筈なのに、まったく自由ではない。平日も土日の夜も、仲間の集まりが常に用意されていたのですが、だべっているだけ。

勉強会では、ひとりでパソコンを叩いていると、「皆でいるのにひとりでやる奴は成功しない」と何度も言われました。そこでようやく、成功者と全く同じマインドを持つコピーでないと責められるんだ、と気が付きました。何度も責められるうちに、疑問が湧いてきたのです。個人の自由を大切にしない、成果の為にと言いながら、仲間とひたすらつるむこの人達とずっと一緒にいて自分の将来は本当によくなっていくのだろうか、と。

 

⑮ ネットを見て目が覚め、即脱退

そして、自分は、「こういう押し付けを人にしたくない」「好きなように生きていきたい」と思うようになりました。このままだと、身体か精神どちらかが崩壊するという危機感もあり、全て活動を止めました。そして二週間ほど経った頃、ネットを見て、私が属していた集団が元ネットワークビジネス団体だったことを知ったのです。

その後すぐにやめる旨を伝え、パートナーにも真実を話し、親友は私と一緒に脱退。もうひとりは「自分で決めたので1年続けて結果が出なかったらやめます」という決断をくだしました。

 

被害損額は現金30万円、証拠がないので請求出来ず

8ヶ月活動商品購入は2回、使ったお金は30万でした。セミナー代金や、イベント代金、その他で30万円くらい消費したと思いますが、朦朧としていたのであまり覚えていません。契約はなく、こちらで保有している書類はセミナー参加時の秘密保持契約のみ。お店のシステムへの入会は、お店で監視カメラがあるなか、持ち出し禁止のファイルにサインしたと思いますが、よく覚えておらず、こちらでは確認も一切できません。

怖いのは、習慣づいていた、毎日のメール留守電報告で、当時は、この綿密さがアッパーからのフォローの質に繋がっていた為、徹底していたのですが。脱退してからよくよく見ると、一般的な事には返信がくるけど、商品購入については一切返信が来ていなかった、んですよね。商品購入の証拠はレシートのみ。にも関わらず、自分が結果を出したい、頑張りたい云々書いているメールや留守電は残っているわけです。

側から見れば、「私が自ら、頑張りますと志願して」「お店に商品を買いに行った」ログしか残っていないわけです。悪徳だなと思うけど、よくできたカラクリだなあ、と思います。

 

ビギナー同士の関わりは避けられ、情報は裏で流されていた

ビギナー同士の関わりは、集団離脱の可能性があると徹底的に避けられており、仲間に「不安」「続けていける自信が…」といった弱音を吐くと、裏で情報がやり取りされ、都度リーダーから不安が払拭される言葉をかけられる、など活動を続ける為の手厚いフォローがありました。でもこれが分かるのは多分私にパートナーが2人いた為で、多分パートナーが出来なかったら全く気付かなかったかもしれず、それを考えるとゾっとします。

 

その後は、消費者センターのお世話に

この記事を書くにあたり、適当な事を述べるのもどうかと思い、消費者生活センターに電話をして、ひとつひとつ、自分の認識を確認し、改めていきました。電話に対応してくださった方も、ものの見事に騙されていく私の話しを、「素直だったんですね」と半ば呆れながら、「ビジネス云々より洗脳ですね」と笑って聞いてくれました。30万円で勉強が出来たら安いものだな、とおもいます。

 

あとがきにかえて

この記事を書きながら、何度も具合が悪くなりました。アップするのをやめようか、悩みました。それほどまでに、私が関わっていた仲間は、優しくて人の気持ちを真剣に考える良い人たち」だったんです。騙そうと思って私を引き入れたわけではなく、「それが本当にいいものだと信じて勧めてくれていたと、思うんです。

自身もメーカーにいた時は、中国工場、マレーシア工場に、安いお金物を作ってもらっていたんですから、何を言える立場でもないのかもしれません。警鐘を鳴らしてくれた親族、友達、怪しいと私へ怒ってくれた人々にお詫びと感謝を述べるとともに、深く反省をして、人に優しく時に疑い判断軸は自分で持って進んでいきたいなとおもいます。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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