オーストリアの歴史

美と悲しみが織り成す皇后の物語【シシィと愛されたエリザベートの生涯】

シシィのあだ名で知られるエリザベート。オーストリア宮廷に嫁いだものの心を病み、王宮を離れてあちこち旅へ。厄介者扱いされながらも旅のなかで学び成長し、晩年はハンガリーとの関係修復に寄与するなど国民に寄り添った女性でもありました。 今日はそんな...
ロマノフ王朝

【エカチェリーナ2世】夫から君主の座を奪い取ったドイツ女性

18世紀のロシアはまさに『女帝の時代』。変革者 ピョートル大帝が亡くなると、再び玉座をめぐる争いが起きました。最終的に女帝の座についたのは、ピョートルの娘エリヴェータ。彼女が後継に指名したのは、自分と同じく大帝の血が流れている姉の息子 (ピ...
ハプスブルク家

『戦争は他のものに任せておけ、汝は結婚せよ』のマクシミリアン1世

ハプスブルク家は多くの英雄を輩出してきた名門一族ですが、そのなかでも際立つのが「中世最後の騎士」と呼ばれたマクシミリアン1世です。神聖ローマ帝国のローマ皇帝、オーストリア大公など多くの称号をもち、また婚姻外交『戦争は他のものに任せておけ、汝...
その他

カトリーヌドメディシス【王と妾に虐げられた王妃の数奇な運命】

カトリーヌ・ド・メディシスという名を聞いたことはありますでしょうか。イタリアフィレンツェで生まれ、のちにフランス女王となった人物です。夫の熱烈な求愛を受け宮廷に嫁いだエリザベートとは真逆で、夫となったアンリ2世は彼の教育係であったディアーヌ...
その他

エリザベートの継母ゾフィーは、本当に意地悪な姑だったのか

ミュージカルがヒットしたことで、愛らしいエリザベートを虐める姑として、悪役のイメージが定着してしまった継母ゾフィ大皇妃。しかしそれはあくまで一部であり、帝国の臣民たちが密かに「宮廷内のただ一人の本物の男だ」と評していたほどに、ゾフィは傾きか...
絵画や神話・物語

【本当は怖いドガの踊り子】オペラ座は上流階級のための娼館だった!?

いまや紛れもない芸術となったバレエですが、当時は少し認識が違っていました。オペラ座は上流階級の男たちのための娼館という側面をもち、そこに常駐していた娼婦こそ、この美しい彼女たち (踊り子)だったのです。この記事では、ドガが描いた当時の風景を...
現代物で見る歴史

【パラサイト半地下の家族 あらすじと見所まとめ】炙り出された格差社会の闇

映画パラサイトは社会経済的に対極にある2つの家族の物語―『お金持ちで高級住宅街に住む家族』と『カビ臭い半地下に暮らす家族』の奇妙なまじわり、天辺と底辺を否応なく比較してしまうこの映画は、次々と張り巡らされた伏線と回収で見る者を圧倒し釘付けに...
惨散たる歴史

【病気や先天異常をもたらした恐怖の政策】ベトナム戦争で使われた枯葉剤の真実

戦争は終わっても、その苦しみは何世代にもわたって続くことが多々あります。たとえ便利な道具を開発したとしても、使い方を誤れば兵器にだってなり得るのです。今日はその顕著な例となった、ベトナム戦争時に空中散布され、その後も長く被害者を生み出し続け...
世紀の大事件

【タイタニックは何処まで実話なのか】ロマンスの影に隠された悲惨な事故

先に結論を申し上げると、メインとして描かれていたジャックとローズは架空の人物です (モデルは存在するらしい)。この記事では、あの時なにが起こったのか、映画タイタニックの元になった沈没事故の実話部分に焦点をあて解説していきます。
惨散たる歴史

【慰安婦より酷いライダイハン】韓国のベトナムへの仕打ちは日本より恐ろしかった

いまだに続く慰安婦問題、韓国は2021年になった今も日本政府に賠償を命じる裁判を続けています。もちろん慰安婦を作ったという事実は言い訳できるものではないのですが、そんな日本を責め続ける韓国もベトナムに対して同じようなことをしていたことはご存...