【メアリーステュアートの処刑失敗説】2度斧を振り下ろされても首は落ちなかった!?

スコットランドの歴史

お騒がせ女王として名を馳せ、最後まで粘り強さを見せたメアリー・ステュアート。首切り人の斧は思う通りにいかず、「斧」を何度も振り下ろすハメになったといわれています。この記事では、斬首人さえも困らせた彼女の処刑までをおっていきたいとおもいます。

この記事のポイント
  • エリザベス暗殺を企て処刑されることが決まったメアリー・ステュアート
  • 2回斧を振り下ろすもメアリーは生きており、3度目でようやく留めとなった
  • そもそも斧は打ち損じることがあり、一撃で仕留められなければ悶え苦しむ処刑方法でもあった
スポンサーリンク

告げられた処刑のお知らせ

メアリーの処刑は「フォザリンヘイ城」で行われることになりました。

1587年2月7日の午後、リザベス女王の側近が、当時メアリー・ステュアートが監禁されていたフォザリンゲイ城に到着しました。そして看守の目の前で囚人の処刑に関する書を読み上げ、「翌朝7時から8時に処刑を実行すること」、そして看守にはすべての準備を整えるよう命じたのです。

(投獄中のメアリーのイメージ図)

実際、メアリー・ステュアート本人はあまり驚きは見せなかったといいます。というのも、彼女はもはや終止符を打つことを望んでおり、幽閉されて以来「死を覚悟をしていた」からです。それでもメアリーは、使者たちにこう頼んだそうです。

自分の身支度をし、自分の意志を固めたいのです。

自分のことを、きちんとするための時間を少しください。

しかし、シュルーズベリー伯は容赦無く、こう返しました。

いいえ、マダム。

あなたは死ななければなりません。

死ななければならないのです。

処刑が行われるのは午前7時から8時までです。

その時間より少しも遅れてはなりません。

来たる処刑の日

メアリーは処刑までの時間を、友人や親戚にお別れの手紙を書いたり、侍女たちに別れを告げたり、祈ったりして過ごしました。

来たる処刑の時間、足場は大きな部屋の真ん中に立てられていました。それは両側に沿って12フィート (約356センチ)、高さが2フィート(約60cm)あり、粗い麻の布で覆われていたといいます。メアリーは絞首刑台の上に立ち、神へ許しを乞いました。

こちらの絵画に描かれているのは、白い首と喉があらわになったメアリー・ステュアート。

彼女は公共の場で、特に大規模な集会の前では服を脱ぐことは嫌だと拒んだそうですが、聞き入れられることはありませんでした。

目撃者全員の前で下着姿にさせられたメアリーは、泣いている使用人たちに別れを告げ、死刑執行人たちに近づきました。侍女の一人は、メアリーの目を覆うためにカチーフを結び、それから彼女は座布団の上にひざまずいてラテン語で祈り始めました。目隠しをされた前女王は、ブロックを手探りで探さなければならず、その上に自ら顎を置くことができなかったといいます。

一撃で成功せず

そもそも斧は打ち損じることがあり、一撃で仕留められなければ悶え苦しむことになります。死刑囚を苦しませるため、場合によっては、首切り人が「わざと打ち損じる」こともあったといいます。

メアリーの場合は故意ではなかったものの、処刑が一撃で終わることはありませんでした。時間になると、一人の死刑執行人が彼女を固定し、もう一人は斧を持ち上げて彼女の首に振り下ろしました。しかし、処刑人は標的を外しており、刃はきれいには貫通しなかったのです。

そしてまたたく間に斧を振り上げてもう一度振り下ろしました。しかし、2度の打撃を受けても、まだ王の首は完全には切断されていませんでした。死刑執行人は、首と頭をつなげている 「小さな一本の筋」 を切るために再び振りおろしました。

そして、3度目にいれた斧でようやく命を奪うことが叶ったのでした。メアリー・ステュアートの首が落とされると、首切り人は民衆へこう叫んだといいます。

女王陛下万歳!

真の敵は、このようにして滅びるのだ

スポンサーリンク

まとめ

生まれながらに女王であったメアリー・ステュワート

処刑後、彼女の髪の毛は真っ白だった」といわれています。それは歳のせいではなかったそうで、19年間幽閉されたストレスか、はたまたいつ殺されるかといった恐怖だったのでしょうか。

彼女のしぶとい人生を模倣してか、一撃で命が絶たれることはなく、二度三度と苦しんだ末に首がようやく落とされたのでした。

メアリーの処刑執行を命じたのはイングランド女王「エリザベス1世」。しかし彼女には子供がいませんでしたので、その後「イングランド玉座」はメアリーの息子「ジェームズ1世」が継ぐことになるのですから皮肉なものです。メアリー・ステュワートは処刑されましたが、たしかにその爪痕をイングランドに残していたのでした。

この記事を読んだ人へおすすめの記事

 

タイトルとURLをコピーしました