Wise man learns from History.

ネットワークビジネスの勧誘に出てくる、リッチウーマンとは

2020/08/31
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

マルチ商法の勧誘で使われている本シリーズ今日は金持ち父さんシリーズの定番リッチウーマンです。2度と引っかからないために、また被害を最小限に減らすために、今日はマルチ商法の勧誘で何度も出てきた「リッチウーマン」と、それがどんな心理的影響を及ぼすのかをご紹介したいと思います。

※ さきに申し上げると、リッチウーマン自体は女性の自立を促す質の良い価値ある本です

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リッチウーマンのあらすじ

内容はドラマ仕立てになっており投資の大切さが自然に頭に入ってくるようになっています。ハワイで大学時代を過ごした同級生、パット、レスリー、ジャニス、マーサ、トレーシー、キムの6人の女友達が、20年ぶりにニューヨークで再会するところから話は始まります。お互いの身の上話に花が咲くうちに、キムは、金持ち父さんの教えと37歳で経済的自由を得たことを話します。

それからは自然にお金と投資についての話で盛り上がり、その後もお互いに連絡を取り合いながら、投資についての勉強が続いておきます。ついには、2日にわたってキムが投資についてのプライベートセミナー開くことになり、これに加したパット、レスリー、トレーシーの三人は、それぞれ自分のプランを立てて、経済的自由への旅を歩き始めることを誓い合います。

「投資なんて難しすぎる」「投資なんて怖くてダメ」「やりたいけれど時間がない」「投資のためのお金がない」といった、だれでもがぶつかる障害をひとつひとつ取り除いてくれる、全女性に向けた励ましのメッセージが書かれた本です。

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激励のメッセージでもあり、恐怖を植え付ける本でもある

今は、私たち女性がもう他人に頼ってはいられない時代にはいっている。つまり、相手が夫であれ、恋人であれ両親であれ、会社の上司であれ政府であれ、経済的に面倒を見てもらうことをあてにできない時代であり、私たちの母親や祖母の時代には正しかったことが今の私たちには通用しない。性はみんな、自分自身と子供たちの生活の安定を守るために、投資について学ぶべきだ」ということが懇々と書かれているのです。

自身もだが、お金についてあまり考えていない人ほど、夫に金銭面のすべてを任せる時代はとうに終わっているという現実にショックを受け、性も自分で「稼ぐ力」を身につけていかないと、「将来困ったことになる」という恐怖が芽生えてくるのです。恐怖を植えつけて代替案を提示するというのはマルチの常套手段ですが、これも「そうならないために勉強しなきゃ」という一種の強迫観念が生まれるものでもあります。

 

恐怖を煽る背表紙

裏表紙には一瞬たじろぐような「アメリカの統計」が箇条書きされています。

  • 50歳以上の女性のうち47%が独身
  • 結婚したカップルのうち50%は離婚する
  • 離婚した最初の年、女性の生活水準は平均して73%低くなる
  • 高齢者で生活に困っている人の3/4は女性で、そのうち80%は夫が亡くなる前は生活にこまっていなかった
  • 女子10人のうち7人はいつか貧困を経験する

統計上の数字は事実であるとして、確かに知っておいたほうがいいことかもしれません。

でも問題は、どの時点でこの本に出会うです。投資に興味があり自分で探した結果たどり着いたのであれば間違った解釈なく賢明な道を選べるかもしれませんが、「ネットワークビジネス」「マルチ商法」の勧誘者から紹介されたとなると話しは変わってきます。

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いかにして「リッチウーマン」がマルチにつながるのか

ネットワーカーが狙うのは素直で純粋な人、生活に不安を抱えている人です。この本のなかでは、人は2種類に分けられて語られます。それはこの図に書かれている通りなのですがクワドラントと呼ばれ、大きく左と右に分けられていますわかりやすく図解するとこういうことです。

キャッシュフロークワドラント

元々著者が販売していたキャッシュフローゲームを使いたくなるよう書かれた本なので、「右側(経営者、投資家)」になりたいと思うのは当然と言えば当然なのですが。問題はその「勉強したいという気持ち」をどこへもっていくかです。

 

経済的自由を得る手段を探し始める

読んだ人の中にはこんなこと知りたくなかったと思う人もいるでしょう。知らなければよかったかもしれないけど、自分の将来に不安を持ったまま今の生活を送ることはできない。読んだ人は「じゃあどうすればいいのか」が気になり、本を紹介してくれた人に「どうしているのか」を聞く。そこで大体出てくるのが、実在する「成功者(マルチ商法云々で成り上がった人)」です。

 

そこで現れる成功者

「情報を得るために…」と軽い気持ちでいくとそこには既に『経済的自由』を手にした人がいるわけです。ちなみにこちらの記事にあるように、統計から見ると月に100万円以上を稼ぐ人の割合は0.4% に過ぎず、 単数字だけを考えれば 1万人に4人なので相当な稀少キャラであることは冷静に考えればわかります。しかしそんなことはわかりませんから、

自分と同じような状況から経済的自由を手に入れた方法」を語られると、「自分の身近にまさかこんなすごい人がいたなんて」という思考がうまれ、あたかもそれが思いがけないチャンスのように思えてくるわけです。

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本の言葉が成功者から出ると、警戒が溶けていく

今度将来色々考えている仲間で女子会をやるからおいでよ~」「異業種交流会があるよ~皆の意見も聞いてみようと参加するソレは、サクラと友達が半々の世界。「●●さんはすごい」「あたたかい」「僕らも一緒に学んでるんだ」という話しがあちこちでされているのを聞いていると、怪しんでいた気持ちより、「これがいいものだと信じたい」と思う気持ちのが強くなるんですよね。

「君が本気なら僕も本気で教えるよ、でもそれなりの覚悟がなくちゃ受け入れられない」「何事も自主的に動かないと手に入らないよ」と飴と鞭が繰り返されるので何が何だか感情も麻痺するわけです。

 

徐々に麻痺して、その世界へはいった実体験

「3年間土日をすべて空けて、何でもする覚悟があるか」と聞かれ震えながらも「はい」と答えたものの、本当にできるのか不安でしかたなかったし、何度かとり消そうかと思ったけれど、当時正社員生活の負荷と過労で、電車に乗るのすらやっとだったので、「この生活から抜け出すためにはこれしかない」というようなことをグルグル考えていました

ただティッシュ配りだけはいや無賃で「成功者」のお店を掃除したり、店員になったりするだけはいやだ、と思ったのを覚えています。(結局やることになるんですが…より詳細については【ネットワークビジネス】人を紹介されたら大体マルチ|気づかず弟子入り編をご覧ください)

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まとめ

ちょっとヘビーな話になりましたが、まとめると、

  • リッチウーマンは女性の自立を後押しする優良本
  • 具体的な説明が多く、勉強になるので一度は読んでおきたい
  • ただし、「経済的自由」を手にする手段として、
  • マルチ商法・ネットワークビジネスの会員が勧めてくることが多いので注意

言われずとも、お金の重要さは誰もがわかっているとおもいます。そしてそれを稼ぐ手段が会社員だけではないことも事実です。ただこの本を勧められたら、大体がマルチか怪しいビジネスなので言われるがまま人にあわない方が無難です。トップの人を紹介されるので。紹介を受けるより、リッチウーマンしかり色んな本を読んで視野を広くもつと自分の道に繋がる何かがみつかるかもしれません。

もし勧誘かも?と思う出来事があったら、こちらの記事(【ネットワークビジネス】勧誘目的の女性に見られる特徴9つ)も参考にしてみてくださいね。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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