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ネットワークビジネスの勧誘に出てくる「リッチウーマン」とは

2019/03/25
 
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

 

マルチ商法の勧誘で使われている本シリーズ今日はリッチウーマンについて、です。ソレだとわかり抜けてから4ヶ月が経ちましたが、反動か、色々複雑な思いはまだ抜けません。二度と引っかからないために、また被害を最小限に減らすために、今日はマルチ商法の勧誘で何度も出てきた「リッチウーマン」と、それがどんな心理的影響を及ぼすのかをご紹介したいと思います。(ちなみにさきにいっておくと、リッチウーマン自体は、女性の自立を促す、質の良い価値ある本です)

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リッチウーマンのあらすじをご紹介

内容はドラマ仕立てになっており、投資の大切さが自然に頭に入ってくるようになっています。

ハワイで大学時代を過ごした同級生、パット、レスリー、ジャニス、マーサ、トレーシー、キムの6人の女友達が、20年ぶりにニューヨークで再会するところから話は始まります。お互いの身の上話に花が咲くうちに、キムは、金持ち父さんの教えと37歳で経済的自由を得たことを話します。

それからは自然にお金と投資についての話で盛り上がり、その後もお互いに連絡を取り合いながら、投資についての勉強が続いてゆきます。ついには、2日にわたってキムが投資についてのプライベートセミナーを開くことになり、これに参加したパット、レスリー、トレーシーの三人は、それぞれ自分のプランを立てて、経済的自由への旅を歩き始めることを誓い合います。

「投資なんて難しすぎる」「投資なんて怖くてダメ」「やりたいけれど時間がない」「投資のためのお金がない」といった、だれでもがぶつかる障害をひとつひとつ取り除いてくれる、全女性に向けた励ましのメッセージが書かれた本です。

 

激励のメッセージでもあり、恐怖を植え付ける本でもある

今は、私たち女性がもう他人に頼ってはいられない時代にはいっている。つまり、相手が夫であれ、恋人であれ、両親であれ、会社の上司であれ、政府であれ、経済的に面倒を見てもらうことをあてにできない時代だということ。私たちの母親や祖母の時代には正しかったことが、今の私たちには通用しない。女性はみんな、自分自身と子供たちの生活の安定を守るために、投資について学ぶべきだ、ということが懇々と書かれているのです。

私もだったが、お金についてあまり考えていない人ほど、夫に金銭面のすべてを任せる時代はとうに終わっているという現実にショックを受け女性も自分で「稼ぐ力」を身につけていかないと、「将来困ったことになるよ」という恐怖が芽生えてくる。そうならないためには勉強しなきゃ、という一種の強迫観念だ。

 

裏表紙にある「統計の事実」が、さらに恐怖心を煽る

裏表紙には、一瞬たじろぐような、「アメリカの統計」が箇条書きされています。

  • 50歳以上の女性のうち47%が独身
  • 結婚したカップルのうち50%は離婚する
  • 離婚した最初の年、女性の生活水準は平均して73%低くなる
  • 高齢者で生活に困っている人の3/4は女性で、そのうち80%は夫が亡くなる前は生活にこまっていなかった
  • 女子10人のうち7人はいつか貧困を経験する

統計上の数字は事実であるとして、確かに知っておいたほうがいいことかもしれない。でも問題は、どの時点でこの本に出会うかです。投資に興味があり、探した結果たどり着いた、なら間違った解釈なく賢明な道を選べるかもしれない。しかし、「ネットワークビジネス」「マルチ商法」の勧誘者から紹介されたとなると話しは変わってきます。

 

どうやって、「リッチウーマン」がマルチ商法につながっていくのか

勧誘者が狙うのは、「素直なひと」「純粋なひと」「生活に不安を抱えているひと」。この本のなかでは、人は2種類に分けられて語られます。それはこの図、クワドラントと呼ばれ、大きく左と右に分けられています。そして極端にすると、下記のように分けられているのです。

  • 左側のEとS = Employee(会社員)、Self Employee自営業者)

お金をもらうために労働力を時間に変え続け、高額な税金をおさめる貧乏なひと

  • 右側のBとI = Business owner(経営者)、Investor(投資家)

経済的、時間的自由を手にした成功者とされている

元々著者が販売していた、「キャッシュフローゲーム(お金のやりくりが学べる人生ゲーム)」で、お金について学びたい気持ちにさせるために書かれた本なので、「右側(経営者、投資家)」になりたいと思うのは当然と言えば当然なのですが。問題はその「勉強したいという気持ち」をどこへもっていくかです。

 

この本を読むと、経済的自由を得る「手段」を探し始める

知らなければよかったかもしれない、でも自分の将来に不安を感じることを知りながら、いままでの生活はできない読んだ方は、「じゃあどうすればいいのか」が気になり、本を紹介してくれたひとに、「どうしているのか」を聞く。そこで大体出てくるのが、実在する「成功者(マルチ商法云々で成り上がった人)」です。

 

そこで現れた、「手段」を知っている成功者

「情報を得るために」と軽い気持ちでいくと、そこには、すでに「経済的自由」を手にしたひとがいるわけです。(ちなみにこちらの記事にあるように、統計から見ると月に100万円以上を稼ぐ人の割合は0.4% に過ぎず、 単数字だけを考えれば 1万人に4人)しかしそんなことはわかりませんから、「自分と同じような状況から、経済的自由を手に入れた方法」を語られると、「自分の身近にまさかこんなすごい人がいたなんて」という思考がうまれ、あたかも、それが思いがけないチャンスのように思えてくるわけです。

 

本の言葉が、成功者から出ると怪しさや警戒が溶けていく

「今度将来色々考えている仲間で女子会をやるからおいでよ~」「異業種交流会があるよ~」皆の意見も聞いてみようと参加するソレは、サクラと友達が半々の世界。●●さんはすごいひと」「あたたかいひと」「僕らも一緒に学んでるんだ~」という話しがあちらこちらでなされているのを聞いていると、怪しんでいた気持ちより、「これがいいものだと信じたい」と思う気持ちのが強くなるんですよね。「君が本気なら僕も本気で教えるよ、でもそれなりの覚悟がなくちゃ受け入れられない」「何事も自主的に動かないと手に入らないよ」と飴と鞭が繰り返されるので、何が何だか感情も麻痺するわけです。

 

怖い、やらなきゃ、でも怖い、でも、のループを超えて、その世界へはいっていく

「3年間土日をすべて空けて、何でもする覚悟があるか」と聞かれ震えながらも「はい」と答えたものの、本当にできるのか不安でしかたなかったし、何度かとり消そうかと思ったけれど、当時正社員生活の負荷と過労で、電車に乗るのすらやっとだったので、「この生活から抜け出すためにはこれしかない」というようなことをグルグル考えていました。ただ、ティッシュ配りだけはいや、無賃で「成功者」のお店を掃除したり、店員になったりするだけはいやだ、と思ったのを覚えています。(結局やることになるんですが…実際の体験談については、【ネットワークビジネス】人を紹介されたら大体マルチ|気づかず弟子入り編こちらの記事をご覧ください)

 

まとめ

というわけでまとめますと、

  • リッチウーマンは、女性の自立を後押しする
  • 具体的な説明と、共感できる部分も多いので、一度は読んでおきたい本
  • ただし、「経済的自由」を手にする手段として、マルチ商法・ネットワークビジネスが提案されることある

言われずとも、お金の重要さは誰もがわかっているとおもいます。そしてそれを稼ぐ手段が会社員だけではないことも事実です。反省点としては、自分で調べる手間を惜しんだことでしょうか。この一冊だけでなくいろんな本も読み、納得する道をいけたらいいな、と思います急がば回れというやつでしょうか、

もし勧誘かも?と思う出来事があったら、こちらの記事(【ネットワークビジネス】勧誘目的の女性に見られる特徴9つ)も参考にしてみてくださいね。

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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち、英会話スクールの公式カウンセラーを併任。

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