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【マリー・テレーズ・ドートリッシュ】黒人小姓との衝撃の隠し子

 
マリー・テレーズ・ドートリッシュ (ナボの子)
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

ルイ14世の元へ嫁いだハプスブルク家の王女、マリー・テレーズ・ドートリッシュ。豪華絢爛なフランス ヴェルサイユ宮殿に嫁ぐも、愛人だらけの夫に心穏やかではない日々を過ごしました。穏やかで信仰深い次王妃としられているマリーですが、実はいちどだけとんでもないスキャンダルを起こしました。黒人の小人ナボと不貞をはたらき、彼の子を産んでいたのです。この事実は当時徹底的に隠され明るみになったのは後世になってからでした。この記事では、王妃マリーの隠し子疑惑について迫っていきます。

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フランス宮廷最大のスキャンダル、王妃の不貞

ルイーズ・マリー・テレーズ

王妃の隠し子として何年も議論が重ねられているのは、「モーレス・デ・モレ」としても知られるルイーズ・マリー・テレーズです。彼女はモレ修道院のフランス人ベネディクト修道女で、モレ-シュル・ロイングに住んでいました。彼女の出自については、ルイ14世のもとで王室の随行員が何度も訪れていることから色々な憶測が飛び交い大きくわけて3つの仮説が存在します。

 

黒人の修道女、ルイーズに纏わる3つの説

マリー・テレーズと息子

1つ目は王妃の非嫡出の娘だという説2つ目はルイ14世と黒人女性との間に生まれた娘3つ目は王室に保護されている若い孤児だという説。文学的資料を除くと彼女に関する公文書(※)は1件しかなかく、有力なのはひとつめの『最初の王妃が不貞の末に授かった子供』という説です。(※)1695年の年金特許

 

有力な説、黒人の小姓ナボと王妃の子

マリー・テレーズと息子

『モレの不幸』とも呼ばれたルイーズ王妃マリーの娘だという説が最も一般的になったのは、19世紀に論文だけでなく作家たちによって広く普及されたからでしょう。この説によると死産とされた王妃の娘マリー・アンと、ルイーズは同じ人物ということになります。

ルーヴルで3人目の子供となるマリーを出産しました。しかし彼女は生まれてすぐに亡くなり、翌月ルーブル礼拝堂で公開され遺体はサンドニ大聖堂に埋葬されました。この『亡くなった王女』こそ、黒人の小姓ナボと王妃の子であるというのです。彼女は死んだことにされ、修道院へと送られていました(※小姓とは、その昔身分の高い人のそばに支えた少年のこと)

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事実は徹底的にかくされ、子供は修道院へ

マリー・テレーズ・ドートリッシュ (ナボの子)

葬式といっても空の棺であり、これは王妃の子供が黒人という不穏な事実を隠すためのパフォーマンスだったというのです。王に最も近いものだけがこの事実を知っておりがいちばん信頼する従事者アレクサンドル・ボンタンは、モレのノートルダム・デ・アンヘスのベネディクト修道院に子供を預けました

医師と女王の取り巻きたちはまさかの展開にあわてふためき、「王妃のチョコレートの過剰摂取ではないか」など無理やりこじつけを作り正当化しようとしましたが、肌の色が父は黒人であることを示していましたそしてその父親がマリー・テレーズの黒人小姓ナボであることも、周りの人々には想像がついていたのです。

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あとがきにかえて

ルイーズマリーテレーズ

ルイーズは人生のほとんどをモレシュルロワンのベネディクト会修道院で過ごしました。フォンテーヌブロー城は、ルイ14世の宮廷が特に秋に狩猟のために頻繁に訪れていた場所です。

フォンテーヌブロー宮殿

王室は彼女に年金を支払い、さらに修道院にも色々なものが与えられました。彼女の生涯は殆ど知られていませんが1697年王妃マリー・テレーズや皇太子たちが彼女を訪問した記録が残っています。それだけでなく歴史家のヴォルテールでさえ、1716年ルイーズに会うことを目的に修道院を訪れていたのですから、王室と何らかの繋がりがあったことは間違いないでしょう。自分を神格化して『陳は国家なり』を実現したルイ14世は多くの愛人をもったことで知られており、愛妾モンテスパン夫人は王妃より多く王の子供を宿しました。ルイーズの出自については諸説ありますが、王妃マリー・テレーズがフランス宮廷で幸せではなかった故の結果だったのかもしれません

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参考文献

  • https://www.voltaire.ox.ac.uk/about-voltaire/queen-dwarf-and-black-nun
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Alexandre_Bontemps
  • https://fr.wikipedia.org/wiki/Louise_Marie_Th%C3%A9r%C3%A8se
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バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて通訳、翻訳に従事。フリーの翻訳やイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。ダーリンはアメリカ人、ゆるゆる仲良くやっています。

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