前代未聞の暴露インタビュー【ザクラウン シーズン5の見どころまとめ】

イギリス王室

チャールズ皇太子とダイアナ妃の関係が極限まで悪化したところで終わったザ・クラウンのシーズン4。物語はダイアナ妃の死へとじりじり近づいていきます。王室の歴史は続きますが、残酷にもダイアナ妃の最後は多くの人の胸をえぐるほど悲しいものでした。この記事では、2022年11月9日に公開されるシーズン5の見どころをご紹介します。

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冷え切った夫婦関係

これ以上ないところまで悪化したチャールズ皇太子とダイアナ妃の夫婦関係やがて公然といがみあうようになったふたりには不仲説がながれ、それを裏付けるように公務もプライベートも別行動をとるようになっていきました。

ふたりの関係の収拾がどのように描かれるのかは、見どころの一つでしょう。ふたりの別居が発表されたのは、1992年12月9日のことでした。ダイアナが暮らしていたケンジントン宮殿からはチャールズの私物や痕跡が取り払われました。チャールズ皇太子が暮らすハイグローヴ邸からもダイアナの私物や痕跡が取り払われ、ダイアナ妃が「王室における公務からの引退」を宣言したのは1993年12月3日のことでした。

チャールズ皇太子とダイアナ妃

ダイアナ妃の暴露

そして、1992年6月には、屈辱的なダイアナの結婚生活を綴った暴露本が出版されました。1995年にはその波乱に満ちた私生活、夫の愛人であるカミラ夫人の存在、自身の自殺未遂に摂食障害、また自らも不倫をしていたことをダイアナ妃はBBCテレビのインタビューで赤裸々に語ったのです。

これにて、夫婦の間にはもはや手の施しようがないほどの距離がうまれることとなります。ダイアナはロイヤルファミリーの権威をおとしめたとして王室の怒りを買うことにもなりました。嫉妬と見栄にまみれた赤裸々な会話が繰り広げられることで話題な「ザ・クラウン」。歯に衣着せぬ物言いで有名なマーガレット王女やアン王女はじめ、王室の反応がどう描かれるのかは楽しみなところです。

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ロイヤルカップルの離婚

エリザベス女王がふたりに離婚を勧告したのは、その直後のことでした。別居後ダイアナは皇室行事からは締め出されて、皇太后の誕生日にも招待されることはなく、彼女のまわりに廷臣や女官がつけられることもありませんでした。

正式に離婚が発表されたのは1996年のことでありました。寂しい子供時代を送ったダイアナは、両親を反面教師として未来の幸せな結婚を夢みていました。しかし甘えたがりのダイアナにとって、チャールズ皇太子の態度は夫として物足りず、「大人な女性」を好むチャールズ皇太子にとってもダイアナ妃は稚拙で幼稚にみえていました。

そもそも離婚には抵抗ある姿勢をみせていたイギリス王室。次期国王であるチャールズロイヤルカップルの離婚がどのように王室を巻き込み進められていくのかも見どころのひとつです。

カミラ夫人との関係

またあまり明らかにされてこなかった、離婚後のチャールズ皇太子とカミラ夫人の関係がどう描かれるのかも見どころです。全世界が知っている通り、不倫関係だったふたりはつかず離れず寄り添いあい、 ダイアナ妃の死後から数年後に公式に結ばれます。

シーズン4ではカミラ夫人は、夫であるパーカー・ボウルズと、自身の子供への愛をチャールズ皇太子へも訴えていました。自分は人妻であり人生をすべて捧げてくれる若い女の子を見つけなさい、といった主旨のことも伝えていました。しかしその忠告も無視して、カミラ夫人への愛を口にし続けた皇太子。

愛する女性と結婚するために王位を破棄せざるを得なかったエドワード8世を例に出して、「僕は両方を手にして見せる」と折れない姿勢を見せていました。そんなカミラ夫人をどうやって振り向かせたのか、どうしてふたりの心が重なり合うに至ったのかも見どころでしょう。

シーズン6で描かれるのは

1997年夏、ダイアナは新しい恋人と地中海のサルディニア島でバカンスを楽しむまでになりました。ロンドンのハロッズやパリのリッツホテルを所有するアラブ人、モハメド・ファイドの息子ダディと出会い、新たな幸せに片足をかけていたのです。

ダイアナ妃が亡くなったのは、その矢先のことでした。彼女の乗ったリムジンはパパラッチに追われ時速190キロで疾走、トンネル内のコンクリートの支柱に激突してしまったのです。一緒に乗っていた恋人ドディと運転手も即死でした。病院に運ばれましたがその日のうちに彼女は亡くなり、訃報が皇太子の元へも届けられました。

このときチャールズ皇太子の最も支えとなったのがカミラ夫人だったという皮肉な説も残っていますが、このひどく悲しいシーンがどう描かれるのか、また訃報を受けた時にチャールズ皇太子がどんな反応をとるのかも見どころです。

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まとめ

2022年11月に公開となるロイヤルドラマ「ザ・クラウン」のシーズン5。見どころはたくさんあるわけですが、中でも注目したいのはこちらでしょう。

  • 冷え切った夫婦関係
  • ダイアナ妃によるマスコミへの暴露
  • 王室を巻き込んだ離婚騒動
  • カミラ夫人との関係

シーズン3の最後で、愛する女性のために王冠を捨てた叔父エドワード8世に共感していたチャールズ皇太子。最終的にカミラ夫人は「王妃」となるわけですが、皇太子が恵まれていたのは離婚が許されるよう時代が傾倒していったことまたエリザベス女王が96歳まで生きたため、王位につくのが遅くなり「彼女」のことを世間に認めさせる時間が長かったことにあったのかもしれません。

またこれが、チャールズ皇太子の戴冠が早かったら話は変わっていたのか、否。わがままな君主に愛想がつき、君主制が揺らぐなど、また二次被害へと繋がっていたのかもしれません。そんなシーズン5は2022年11月9日(水)にネットフリックスで独占配信、見どころがつまったシーズンになりそうです。

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管理人

歴史オタクの英日翻訳者。

スペインの児童書「ベラスケスと十字の謎 」に魅了され、世界史に夢中に。読み漁った文献は国内外あわせて100書以上。史実をもとに、絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

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