今宵、闇に消えた恐怖の物語をあなたへ

【ザ・クラウン シーズン4がより楽しくなる相関図】とイギリス王室の家系図

2020/12/04
 
ザクラウンの家系図と相関図
この記事を書いている人 - WRITER -
謎の女性。歴史の中の人物像を徹底的に知りたがる世界史オタク。絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

11月中旬にリリースされたイギリス王室を描いたドラマ『ザ・クラウン』。若き王女の戴冠からはじまり、数々の首相が変わる中で威厳と知識を身に付けていく女王陛下。そしてシーズンが進むにつれて、チャールズ皇太子やアン王女の婚姻にも焦点が当たっていきます。

シーズン4では、皇太子を息子のように可愛がっていたディッキーことマウント・バッテン卿が亡くなり、それに追随するように『ダイアナ嬢』が登場。皇太子の複雑な気持ちをともなう結婚が描かれました。この記事では、ザ・クラウン シーズン4の人間関係を、最新版のイギリス王室家系図を用いてご紹介します。

スポンサーリンク

最新版のイギリス家系図 (ヴィクトリア女王から現代まで)

ザ・クラウンをより楽しむための王室家系図

こちらがヴィクトリア女王から続くイギリス王室の家系図です。

ヴィクトリア女王はアルバートとの間に4男5女の9人の子供を出産しもうけました。その中の1人が『エドワード7世』として戴冠し、その息子ジョージ5世が後を継ぎました。ジョージ5世はエリザベス女王にとって父方の祖父にあたる人物です。

 

エリザベスの父ジョージ6世が巻き込まれた「兄の退位騒動」

ザ・クラウンをより楽しむための王室家系図

(参考:【エドワード8世とウォリス夫人】愛のために王室を離脱した英国王の末路)

そしてジョージ5世の子供が玉座をつぐわけですが、ここで一悶着おこります。長男のエドワード8が国王として戴冠したのですが、彼は愛する女性「ウォリス」との結婚を許さないイギリス王室に嫌気がさし、彼女のために国王を退位することをいきなり発表したのです。

国も王室も大騒ぎ、その後弟ジョージ6世 (エリザベス女王の父) が彼の代わりに国王として戴冠し、ヒトラーと関連して王室を危機に巻き込もうと画策したエドワード8世はイギリスへの入国も禁じられました。

スポンサーリンク

エリザベスの想定外の女王即位

ザクラウンの家系図と相関図(参考記事:【ザクラウンの相関図とあらすじ】ドラマでみるイギリス王室)

そもそも王位継承者として育ってきたのは、長男のエドワード8世でした。次男のジョージ6世、さらにはその子供であるエリザベスは王位継承には程遠いものと考えられていたのです。

しかし1956年 56歳ジョージ6世は、ヘビースモーカーだったこと、忙しい公務に追われ心労が祟ったことも重なり急死してしまいます。最後の公務に体調不良でいけなかった彼は、王女エリザベスに代理を依頼。海外公務に旅立つエリザベス王女の送迎をしました。これが父娘の最後の対面でありました。公務先で父の死を知らされた若き王女エリザベス、本国に戻って待ち受けていたのは「エリザベス女王」としての戴冠でした。

ちなみにジョージ6世は『英国王のスピーチ』にも取り上げられており、とても勤勉で困難な状況も努力で乗り切る強くたくましい国王であり心優しい父でもありました。

 

女王の4人の子供達

最新 エリザベス女王まわりの家系図

シーズン4で主に取り上げられたのは、チャールズ皇太子とダイアナ元妃のエピソードでした。夢のような出会い、皇太子との婚約ダイアナ妃は出自も充分で見た目にも美しいダイアナ妃はイギリス王室が理想とする「花嫁」でありました。でも実際のところ、チャールズ皇太子の心にはカミラ夫人の存在がずっと消えずにいたのです。

それは心理的なものだけでなく「別れるため」と告げて会いに行ったり、ブレスレットを用意していたり。物理的にもカミラ夫人は常に皇太子の近くにいました。ザ・クラウンのシーズン4には、カミラ夫人の存在 (そして干渉) により心が壊れていくダイアナ妃の姿も描かれています。

 

エリザベス女王を支えた首相たち

ザクラウンの家系図と相関図

ジョージ6世が崩御したとき、首相を努めていたのは保守党ウィンストン・チャーチルでした。まだ公務にも慣れないエリザベス女王に政治を教え、ぶつかりながらも国を守っていく姿は圧巻です。女王即位時の混乱期を上手に支えてくれたチャーチル首相、しかし時は残酷にもすぎていき、年老いた彼に首相の座を退くことを促したのもエリザベス女王でした。

その後も何人か首相が登場し、シーズン4ではあの「鉄の女アイアンレディ」と呼ばれたマーガレット・サッチャー首相が登場します。後にも先にも、首相の葬儀にエリザベス女王が出席したのは、ウィンストン・チャーチルマーガレット・サッチャー首相でした。

 

あとがきにかえて

ダイアナ妃と、ヘンリー王子・ウィリアム王子

カミラ夫人を「王室に合わない」として、退け続けたイギリス王室。その結果無垢なダイアナ妃が花嫁候補にあがり、チャールズ皇太子はカミラ夫人に思いを残したまま曖昧に結婚が推し進められていきました

ダイアナ妃とチャールズ皇太子の姿をみて、マーガレット王女が「また悲劇を繰り返すの?」といったのは、彼女が愛する相手ピーター・タウンゼントと引き離され、不幸な結婚生活を身を以て経験したからでした。そして彼女が感づいていた通り、2人の間の軋轢は深まるばかりでその溝が埋まることはありませんでした。周りが急かさず2人がもう少しお互いを知る時間があったなら、それとも最初からカミラ夫人の存在を王室が認めていたら、あの美しい元妃の死は避けられたのでしょうか。

ザ・クラウンには各人の様々な想いが混在しており、それがうまく史実と組み合わせられているところが魅力かもしれません。ドラマは事実に基づいたフィクションであり、ダイアナ妃についての史実はこちら【ダイアナ妃はなぜ亡くなったのか】今更聞けないイギリス王室 にまとめております。

この記事を読んだ人へおすすめの記事

スポンサーリンク

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
謎の女性。歴史の中の人物像を徹底的に知りたがる世界史オタク。絵画や芸術品の背景にある人間ドラマを炙り出します。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 本当は怖い世界史 (歴史に隠された怖い物語) , 2020 All Rights Reserved.