【ザクラウン1の相関図とあらすじ】ドラマに出てきたキーパーソンの魅力まとめ

イギリス王室

世界中で注目を集めているネットフリックスのオリジナルドラマ『ザ・クラウン』。エリザベス女王を通してイギリス王室と歴史的なイベントを描いたロイヤルドラマです。この記事では、読めばもっとおもしろくなる、相関図とキーパーソンの魅力をまとめました。※ こちらはシーズン1にフォーカスした記事です。最新作シーズン4の相関図はこちらにまとめております。

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ザ・クラウンのあらすじ

相関図でみるザ・クラウン

ドラマはエリザベス王女と、フィリップ殿下の結婚から始まります。エリザベスは若き妻としての生活に落ち着き始めた矢先、最愛の父であり国王のジョージ6世が肺がんのために亡くなってしまいました。長女だった彼女は、突然イギリス帝国の君主『女王エリザベス2世』として戴冠することになったのです。

エリザベス2世は、イギリスを戦争から救ったウィンストン・チャーチルを首相に迎え、君主としての仕事に取り組みますが、まだ若い時にその責務を負ったことに戸惑っていました。

相関図でみるザ・クラウン

一方夫となったフィリップは海軍での地位を捨て、エリザベス女王のサポートに専念することになります。夫であれど新しい君主に頭を下げて跪き、彼女の望みに従わなければならない。彼は自分が無力だと感じてヤケになり、悪友と付き合い浮気など様々なスキャンダルを起こします。

一方エリザベスの妹マーガレットは、父帝ジョージ6世の廷臣であったピーター・タウンゼンド大佐と不倫をはたらきます。王室のしきたり上「結婚を許すことはできないマーガレットを諭す女王だが、彼女は姉を憎みエリザベスは心を痛めながらも心を鬼にしてしきたりを優先していくのでした。

ザ・クラウンの相関図

The Crown ザ・クラウン 相関図 (家系図)

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キーパーソン

元国王エドワード8世 (ウィンザー公)

The Crown ザ・クラウン 相関図 (家系図)

シーズン1で登場するのはエリザベス女王の伯父、元国王のエドワード8世 (ウィンザー公)エドワード8世は、父ジョージ5世の死後42歳で英国王となりましたが、恋人のウォリス・シンプソンと結婚するためわずか1年で王位を退位。その後王位は弟のジョージ6世へわたり、エドワード8世はウィンザー公の称号を名乗ることとなりました。

ウィンザー公夫妻はパリに住み、ほとんどの時間を国際ジェット機での買い物やパーティーに費やしました。王室は正式な面会を拒否し関係は疎遠のままでしたが、稀にある公的行事には数回出席しています。

エリザベス女王は1972年にフランスを公式訪問した際に、ウィンザー公邸を訪問し、末期の食道癌で重体のウィンザー公を見舞いました。その10日後ウィンザー公は死去その訃報は「祖国を出て36年、世紀の恋の終焉」といった形で、世界各国で大々的に報道されました。

体は他の王族と同様王室墓地に埋葬され、その後1986年に亡くなったウォリスの葬儀はイギリスで王族として執り行われ、遺体はウィンザー城近郊の王立墓地に葬られました。

ウィンストン・チャーチル

そして大きな存在感を放つのは、ウィンストン・チャーチルでしょう。

1900年代半ばにイギリスの首相を務めました。世界の転換期にあった戦時首相として、文字通り歴史の流れを変えた人物です。ロンドン大空襲の際、英国首相の雄弁で揺るぎないリーダーシップは包囲され怯えた国家を一つにまとめ、比類なき粘り強さと深い信念をもって連合国を結集し1945年にはヒトラー率いるドイツに勝利をおさめました。

ウィンストンチャーチルの名言

2002年、ウィンストン・チャーチルはBBCが行った世論調査で史上最も偉大な英国人にも選ばれています。しかしドラマでエリザベス女王が指摘したように、チャーチルは1954年には11月30日に80歳を迎え、耳はすっかり遠くなり、閣議で昔話をとりとめもなく語るようになりました。

多くの閣僚がチャーチルを引退させる必要を痛感していた中、ついにマクミランがチャーチルに引退を勧め彼は素直に了承、1955年4月に首相職を辞しました。エリザベス女王の「伯爵位を与える」との叡慮に、チャーチルは「庶民院議員として政治家を続けること」を希望しこれを拝辞したのでした。(参考:ウィンストンチャーチルが残した人を鼓舞する24の名言)

マーガレット王女

The Crown ザ・クラウン 相関図 (家系図)

そして影の主役が、エリザベス女王の妹、イギリスのマーガレット王女。作中で、エリザベス女王が「彼女は生まれながらの女王です、妹の方が向いているの」と口にするほど、社交上手で革新的な女性でありました。しかしその生涯は女王の影にかくれときに目立つことは許されず、我慢の日々が続きました。

最初から2人の関係を知っていたエリザベス女王は、妹の恋を応援していたとされていますが、最終的に許可することはなく、イギリス王室のしきたりを守る姉エリザベス女王と、独立心がつよくリベラルを愛したマーガレット王女の間には確執がうまれていったのでした。

マーガレット王女 (若い頃)(マーガレット王女の写真)

一般の写真家アンソニーと結婚したマーガレット王女ですが、ファッション業界で派手に遊ぶ彼との不仲説は消えず、マーガレット側の不倫騒動もスクープされます。結局スキャンダルが大きく報道された直後に離別し、1978年5月にイギリス王室夫妻としては400年ぶりの離婚を果たしました。マーガレット王女は写真に見える通り、その美貌でも知られていました。

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ザ・クラウンをシーズン4までみた感想

ザ・クラウンのあらすじと感想

ザ・クラウン』は、実際の人物や出来ごとを元にしたフィクションドラマです。ある日突然世界最大の君主世のトップに立つことになったエリザベス王女が、政界の重鎮たちと渡り合いイギリス王室の伝統を守っていく物語。1話あたりの製作費は8億円~13億円もかかっているとされ、贅沢な演出に見た者は虜にされるのも無理はありません。

The Crown ザ・クラウン 相関図 (家系図)

エリザベス女王役のクレア・エリザベス・フォイや、フィリップ役のマット・スミスなど、本人にそっくりのキャスト陣も人気の秘訣。そして何より、ボタ山が崩れたアバーファン事件や、チャーチル首相が対応をせまられた『ロンドンスモッグ』など近代のイギリス史が一話ごとに詰め込まれ、テンポよく進んでいくストーリーラインは圧巻です。

華やかな世界の裏にある規律や陰謀、女王といえど結婚生活に不満をもち同じように悩んでいる姿など、いくとおりもの人間らしい人生ドラマが見られるのもこのドラマの魅力のひとつでしょう。(参考記事:【ザ・クラウン シーズン3を簡単に要約】イギリス王室の愛憎劇)

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まとめ

この記事では、「ザ・クラウン」をより面白くするキーパーソン、

  • 恋人のために玉座を捨てたエドワード8世
  • 歴史の流れを変えた首相、ウィンストン・チャーチル
  • 姉とは真逆をいった妹、マーガレット王女をご紹介しました。

ヴィクトリア女王の血筋をひく、イギリス王室の錚々たる面々戦後のゴタゴタを乗り越え、政権が保守党から労働党にうつったときも君主世は維持され『エリザベス女王』という絶対的な権威は揺るぎませんでしたエリザベス女王の在位は70年、2022年9月8日に96歳で亡くなりました

史上最長の在位を誇った強き女王の生涯はこれからも語り継がれていくことでしょう。ドラマ内で語られている歴史の是非についてはこちらの記事 (【ザクラウンはどこまで事実なのか】ドラマでは描かれなかった本当の歴史) にまとめております。

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